『相棒』 Season 8：第４話「錯覚の殺人」

第４話：「錯覚の殺人」


＜ストーリー＞


テレビ局社員の絵美が無人のスタジオで転落死した。
別件で来ていた右京（水谷豊）と尊（及川光博）は、総務部の絵美が無人のスタジオにいたことに疑問を抱く。
転落死した隣のスタジオで聞き込みを始め、そこで収録中のバラエティ番組に出演していた教授・好田（近藤芳正）を紹介される。
大学では目の錯覚を専門にしている好田だが、局に到着したのは絵美が転落死した後。
渋滞に巻き込まれて到着が遅れたという完璧アリバイがある。
右京と好田の静かなる頭脳戦が始まる！


ゲスト：近藤芳正


脚本：戸田山雅司
監督：橋本一


（以上、 「相棒」公式ＨＰ より）



右京さんの觀察力には恐れ入る。
教授がＡＤにクルマのキーを渡す時の樣子、被害者の女性のカレンダーに記された數字。
何氣なく見逃してしまひさうなものなのに、右京さんの目は見逃さない。
錯視が專門の教授にとつても、右京さんの觀察力は想定外だつたのではないだらうか。

神戸くんのセリフ。
「私は、自分が他人より頭が良いと思つてゐる人間が嫌ひなだけです」
教授のことを云つてゐるのだが、じつは右京さんのことを云つてゐるやうに思へた。

最後に神戸くんが報告書を打ち込んでゐるシーン。
「杉下右京、依然として謎多し」
さう、まだまだ神戸くんには右京さんを理解することは出來ない。
眞の「相棒」になるには、もう少し時間がかかりさうだ。