仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

【昔の手帳から】 6月13日 

2011-06-13 00:24:40 | 昔の手帳から
【1980年】(1囘生)

二輪卒檢 合格
”生きるといふことは、自己を表現すること” (福永武彦「草の花」より)
家庭教師


金曜日。

私の人生、2度目にしてやつと、と云ふのが多い。
豫備校受驗、大學受驗、原付免許、そしてこの二輪免許、少しあとの自動車免許、さらにはずつと後年の宅地建物取引主任もさう。

福永武彦も、この年、よく讀んだ。
最初に讀んだのが、この「草の花」だつた。
そもそも、この作品を教へてくれたのはHだつた。
Hには色んなことを教へて貰つたなあ、と今更ながら思ふ。
釣り逃した魚が大きいやうに、ふられた女は才色兼備だつたりする。

草の花 (新潮文庫)
福永 武彦
新潮社





【1981年】(2囘生)


DP小寺 缺席
塾 バス¥300


土曜日。

雨が降つたら、餘程のことがないかぎり、大學には行かなかつた。
言ひ譯になるが、岩倉から大學に行くには單車が必要で、雨の日に單車に乘るのは精神的にも肉體的にも負擔が大きい。
精神的にも、といふのは事故を起さないやうに細心の注意が要求されるといふこと。
肉體的にも、といふのは雨具を着てゐても自分の出す水蒸氣で内側から濡れてしまふといふこと。
ともあれ、早い話が行きたくないのだ。
で、絶對に出席しておいたはうがいいドイツ語初級ですら缺席してゐるわけだ。

塾は、小5の理科社會と中2の英語。
いつもなら三條京阪の近くまで單車で行つて、細い路地に單車を駐めておいて電車に乘るのだが、雨で單車が使へない。
それでこの日はバスを使つて三條京阪まで出たのだらう。
¥300といふことは、片道¥150か?
岩倉からなのに意外と安いな。






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