仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

読書録 2025年1月下旬

2025-02-02 10:52:00 | 読書録(備忘)

1月26日読了
『破門』 黒川博行
2014年刊行

初読。疫病神シリーズ第5作。
第151回直木賞受賞作。

今回は二蝶会若頭の嶋田が映画制作詐欺に引っかかったことに端を発した物語。映画プロデューサー・小清水による詐欺だったが、二蝶会が属する神戸川坂会の本家筋である亥誠組の副本部長・坂本が裏で糸を引いていた。

同じ神戸川坂会の枝同士ながら、桑原は嶋田若頭のために亥誠組とコミ合ってしまうのだった。
そのため桑原は二蝶会から破門されてしまう。

小清水を追って、香港、マカオへと向かう桑原と二宮。
相変わらず二人の軽妙な会話が面白い。

ところで、主要人物の年齢がわかった。二宮39歳、桑原41歳、嶋田52歳。嶋田が思っていたより若い。二宮が小学生の頃、競馬や競艇に連れて行って可愛がっていたというので、二宮より20歳ほど年上だと思っていたのだけど。 
 
 


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