昨日の「フィンランディア」では、背後で「こんなん、ぜんぜん面白くない!」と山の神様がささやいてました。でも、めげません。
今回は、ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲です。
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オペラの多くは悲劇的な物語ですが、この「こうもり」に代表されるオペレッタ(喜歌劇)は愉快なストーリーが展開されるものが多いようです。「軽喜劇」と訳されることもありますが、上演時間的にも内容的にも、決して「軽く」はないようです。
「こうもり」の初演は、1874年 … 明治時代初頭です。ウィーンをはじめドイツ語圏の国々の歌劇場では大晦日恒例の出し物となっています。
どうして「こうもり」という表題なのかというと、仮面舞踏会に「こうもり」の衣装で出席したファルケ博士が酔いつぶれて森の中で寝こんでしまい、翌日、家に帰るその姿を見た子供たちに揶揄されたことから来ているそうです。(その後のストーリーについては「こうもり」を検索してみてください)
YouTubeでウィーンフィルによる序曲の演奏を見ましたが、曲の「驚速」にたじろいでしまいました。本番まで10日余り…どうなることでしょうか。
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