今年も兄と俳句の電話で始まった。
兄が尊敬している恩師からの年賀状に、
もう俳句はやめたいと書かれていたそうだ
102歳。つい最近まで「郭公」には、
3句か4句載っていた。
かつて数学の教師だったそうだけど、
絵画の個展を開いたりもしているそうで、
理系文系芸術系何でもできる方だと聞いている
102歳。まだまだできるとも思うし、
ゆっくりのんびりしてほしいとも思う。
2年くらい前につれあいさんを亡くされたそうだ。
それまではご夫婦で俳句を趣味にされていて、
お二人とも素晴らしい句を作られて、
何かの大会に入賞したりもしていたと聞いている。
何か寂しいけれど、
70代の私たちはもう少しがんばれるね
W先生に、少しでも近づけるように・・・
地震の話や友だちの話、両親の話など、
やはり、長電話になってしまった。
ちゃんと俳句の話もした。
今回は、兄の選んでくれた5句を出すことにしよう。
1月の俳句。
〇冬晴れや秩父連山麗麗と (郭公)
〇朝顔の種を集めし小春かな (郭公)
〇北風の袖口からも忍び込む (郭公)
〇乳児から三代集ふ去年今年
〇着ぶくれて流星群を見に行かむ (郭公)
オーロラを待つ極寒のハネムーン
天高しバス停ひとつウォーキング
寒晴れや住宅展示場ぬくし
熱々のチーズフォンデュもふたりきり
冬晴れやドア開け放ち客の列
数え日や買い物カートてんこ盛り
冬うらら三畳ほども日の届き
一年を振り返りつつ柚子湯かな
お雑煮のレシピのLINE子ども等へ
冬ぬくしブランコを押すおじいさん
数え日や鳩は忙しく首を振り
ベランダにカーテンを干す冬うらら
駐車場ケーキの露店サンタさん
冬の朝日本のオーロラのニュース
年賀状添え書きのあの顔この顔