今月も投句する時期が近づいてきた。
そして、いつも通り兄からFaxが来た。
私もすぐにFaxできるように、準備をしていたのだけれど、
ちょうど夕飯の時期で、炒め物をしていたので、
すぐには出せなかった
Faxするだけならすぐにできたんだけど、
兄の俳句を見て読んで、味わって、
私のお気に入りを5句選ぶのが、
そんなに簡単にはできないし、したくない。
そこは夕飯を食べて、片付けてから、
ゆっくり選んで送信した
兄はすぐに、私の句を選んで返してくれたので、
待っていたのかな?(ごめんなさい)
それからまた、長話(笑)
俳句の話では(他の話もいろいろしたけれど)(笑)
「枯草の中にふっさり龍の髭」
という句の中で「ふっさり」は私の造語かと言われた。
兄の辞書にはなかったと。
確かにない辞書もあったけれど、
Web辞書にはあったと言ったけど、
ちゃんと吟味してくれているんだなあと、
改めて思った
というわけで、今月の俳句。
今回も兄の選んでくれた句で。
〇凍て晴れや静まり返る遊歩道
〇震災の友思ふ夜や虎落笛 (郭公)
〇小さき手をそっと開けば龍の玉
〇鷽替や見知らぬ人の手と手と手 (郭公)
〇部屋履きは余り毛糸の手編みかな (郭公)
駆け行く子凍る小溝に大ジャンプ
枯草の中にふっさり龍の髭
雪催ひファストフード店の窓
冬タイヤ替へる父子のはづむ声
初雪やスノーブーツの履き下ろし
復興に向かふ重機や大寒波
寒中の陽だまりを追ふ吾も猫も
梅の絵に寒中見舞ひ認める
角つけてハイハイする児「鬼は内」
冬空の落ちてきさうな家路かな
息白し車を止める押しボタン
寒明けて明るい色の人の波
北風や庭の辺りにカラカラと
西高東低空は晴れ風強し
冬晴れや夫七十三の誕生日
粥の七草を夫にまた教え
極寒の被災地友の無事を知る
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