(写真引用元:長場雄が《最後の晩餐》を描くとこうなります。BRUTUS)
千葉県立美術館で見たZOZOコレクションのなかに長場雄『The Last Supper』がありました。
いつまでも眺めていられるようなユーモラスで明るい印象の作品でした。
作品に描かれている人物を「これは誰だろう?」などと想像するのが楽しいです。
真ん中は誰が見てもジョンレノン。ジョンレノンも楽しそう。
絵を見ると誰も晩餐を食べていないので、『最後の晩餐』ではなく「最後の晩さ。」でしょうか?(笑)
注)「最後の晩さ。」も説明が必要でした。明石家さんまさんが言っている冗談のように、
受け取っていただけますでしょうか?(笑) 決しておちょくっているわけではございません<m(__)m>
ダビンチの『最後の晩餐』は、イエスと十二使徒が横一列に配置されています。
本当は、会食でこんな配置ありえませんよね。(笑) ですがこれが絵画の楽しさです。
描けるように、描きたいように表現しています。
歴史的文化的背景を考証するならば、イエスはテーブルではなく地面に立膝で座って食事をしていただろうし、十二使徒もイエスに向かって座っていたか全員が丸く輪になっていたであろうと想像できます。ダビンチの『最後の晩餐』も当時の「今風」にアレンジされ、独自の発想でどことなくユーモラスに描かれていたのです。宗教画であって宗教画ではないような。そのことにあらためて気づかされました。
長場雄の今風にアレンジする力、センスの良さには目を見張るものがありました。
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