ショパン「ピアノソナタ第3番 / 終楽章」

学生の頃、この終楽章の演奏をクリアな録音のFMで聴いた時、ロンド主題が再現する度に伴奏形が変化し、逞しく成長していくのに身震いした。 . . . 本文を読む

ショパン「ピアノソナタ第2番 / 終楽章」

「葬送」に続く終楽章は、一転して形の捉え難いつむじ風。3連符の無窮動であることから比較し得るのは、バッハの組曲の多くのフィナーレであるジーグ。 . . . 本文を読む

葬送の旋律学

葬送の音楽：ショパン「ピアノソナタ第2番・第3楽章」、プロコフィエフ「つかの間の幻影」第17番、ラヴェル「夜のガスパール・絞首台」…どれもB♭の反復音。変化を拒絶する音楽。 . . . 本文を読む

ベートーヴェン「ハンマークラヴィーア・ソナタ / 終楽章」

まるで崇高な人格、もしくは大聖堂！小節数が丁度半分になった瞬間、低い減七の一撃と共にシューマンかフランクかと思わせるシンコペーションの精力的な反復進行が始まる。ベートーヴェン「ハンマークラヴィーア・ソナタ / 終楽章」を暗譜した。 . . . 本文を読む

シューベルト「全ピアノ・ソナタ」

楽譜は20年以上前に買っていたが、数曲しか弾いていなかった。そこで連弾で弾くことにした。シューベルトのピアノ・ソナタはベートーヴェンやモーツァルトに比べると存在感が薄いが、弾いてみて驚いた。 . . . 本文を読む

ラフマニノフ「練習曲・音の絵 Op.39-1」

ラフマニノフのこの曲は、脅迫的なまでに規則的なリズムが固執し、むしろ力強い。「練習曲・音の絵」Op.39-1 (c moll) を暗譜した。 . . . 本文を読む

ラヴェル「夜のガスパール / 絞首台」

メシアンを先取りするかのような複雑な和音が、固執するB♭音の連打に乗って靄のように4回降りてくる。ラヴェル「夜のガスパール」2曲目、「絞首台」を暗譜した。 . . . 本文を読む

シューマン「アラベスク」

危ういハーモニー、無作為な見事さ、ピアノならではの斬新な書法…シューマン「アラベスク」を暗譜した。 . . . 本文を読む

リスト「ラ・カンパネラ」

囁きから凱歌まで、明滅する点だけで描かれる連打音の最高傑作、リストの「ラ・カンパネラ」を暗譜した。 . . . 本文を読む

メシアン「プレリュードNo.6」

メシアンの「プレリュード第6番」(約8分) を暗譜して1ヶ月になる。殆どの和音が8音ほどから成る不協和音だが、調的なもの、複調的なもの、非調的なものまで自在に変化し、聴き易い。 . . . 本文を読む