池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(音源リンクしてます)

ショパン「ピアノソナタ第2番 / 終楽章」

2014-09-08 | 弾いたピアノ曲

ショパンの「ピアノソナタ第2番」…硬直し、変化の無い第3楽章「葬送」に続く終楽章は、一転して形の捉え難いつむじ風。
3連符の無窮動であることから比較し得るのは、バッハの組曲の多くのフィナーレであるジーグ。或いは「タランテラ」。毒蜘蛛に刺され、その毒を抜くために踊り続ける…死からの救済。
このショパンの終楽章を暗譜した。

和声付けされず、生の単旋律ゆえ調性が不明瞭で、ヒンデミットを先取りしているようにも聴こえる。ジャズかロックのエッジの利いたアドリブ奏法にも。
―澄み切った錯乱―
因みに冒頭F-G-B-Desの音程[2度-3度-3度]は、反行すると「ソナタ第3番」の冒頭G-Fis-D-Hに一致する。



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