池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(音源リンクしてます)

ショパン「エチュード Op.25-6」

2015-07-18 | 弾いたピアノ曲

Ⅰの和音の第2転回「四六の和音」:殆どのクラシック音楽の頂点、最強のドミナント。
このドミナントはドッペルドミナント、またはナポリの六の和音など、「王手」に導かれる。
さらにその前に「危機的状況」がある…臨時記号がいくつも付き、主調から随分離れてしまったその瞬間、マジックのように四六の和音に変身し、眩いばかりの光彩を放つ。

元々黒鍵だらけの調の場合、対極にあるのは白鍵。
gis moll にとって、危機的状況となるのはC dur!
ショパン「エチュード Op.25-6 gis moll」の中、密かに現れるC durの2小節は《禁断のスイーツ》だ。



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