去年の春、代官山音楽院の僕のクラスに入学した2人が1年間の授業課程を終え、他の6人の学生と一緒に今日卒業しました。
この音楽院は職業訓練校のような所で、進路が決まった学生は、名前と就職先が音楽院の受付に掲示されます。
ギター工房らしいところに決まったギター・クラフト科の学生、大手楽器店の社員や調律師に内定した学生、同楽器店の講師やインストラクターに決まった学生…。
大半の学生は2年在籍したようですが、僕が教えた2人は1年で卒業してしまいます。本人達はもう半年でもここで学びたいようなのですが…。
今後1人は自宅で教え、もう1人は講師採用試験や演奏家の道に挑戦するそうです。
この1年、週2日の午前中、月3回ずつ、計72回の授業をしました。
理論面では調号や音程の数え方から始め、和声の問題集を1冊終え、ソナチネの作曲まで。
1月からは指導法の実習も数回行いました。
聴音の進歩は大人になってからでは中々難しいのですが、学び方、教え方を学んでもらえたのでは、と思います。
演奏面では、ハノンの主な物はレッスンとしては半年で終了し、ツェルニーを2冊終え、バッハは小品から始め、平均律を数曲、そしてモーツァルトやラヴェルなどの自由曲に取り組みました。学内コンサートを2度開き、成長を確認できたようです。
2人とも謙虚に、勤勉に努力しました。
渋谷に通ったせいか?おしゃれの仕方も上手になりました。
新たなる門出を祝福し、一層の発展と成功を祈ります。おめでとう!
なお、この日、4月から入学希望の方の試験も行いました。
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これからはマイホームで充実したピアノライフを送ります♪
新入生も交えて近々また食事にでも行きましょう!
ピアノだけじゃなくファッションにまでチェックが入っていたとは・・・侮れないですね(笑)
大野木さんは僕より早く、準備段階の代官山に通っていたので、
「先輩」だな。
その先輩から「先生」と呼ばれるのは、いとをかし。
いい先生、してますか。
また皆で会いましょう。
池田