府中市美術館「ポール・デルヴォー / 夢をめぐる旅」展に自転車で行く。
セザンヌ風の28歳の画風からシャガール風の90歳の画風まで、スタイルの変遷は画家の人生そのもの。
水彩のスケッチも多数展示されていたが、多くには墨が使われ、その色調が油彩にも反映していた。
シュルレアリスム(超現実主義)とは、写実的に矛盾を描く、という事だろうか。
例えば「行列」(写真)では、背景の遠近法と9人の裸婦の行列の遠近法が一致せず、後列の裸婦が実際以上に小さく描かれるなど、代表作の多くには歪んだ遠近法が認められた。
爆発的なエネルギーに圧倒される、というのではなく、好奇心を刺激し、考えさせられた。
最新の画像[もっと見る]
- アルトフルートのための"The Salutation" 再演 8年前
- 《Breeze in A》の指揮/YouTube 10年前
- 島村楽器ピアノフェスティバル語録(第8回~第10回) 13年前
- アルトサックスとピアノのための《詩篇》初演予定 13年前
- ユーロミュージックから「ショパンのノクターン」楽譜出版 13年前
- 6手のための「ショパンのノクターン」編曲/初演予定 14年前
- バリトン歌曲《月》再演/奏楽堂 15年前
- 初見課題曲 17年前
- ウィンドオーケストラ作品の委嘱 19年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます