作曲家にとって、50歳前は生涯で最も充実した作品を生み出す時期なのだそうです。という事は、この数年が作曲家の勝負時?
作曲のコンペはインターネットで検索すれば世界中で年間100以上あるので、その中から自分に合った有意義なものを探し、作曲しています。
常に作品を書いていると、複数の作品が異なるフェーズで進行していきます。
1) 完成ホヤホヤの最新作…尺八をメインに、ギターと弦楽三重奏(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)が加わる五重奏曲。一昨日オーストラリアに出品したばかり。
2) 先月初演された作品…昨年夏に作曲した、フルート・オーケストラの曲。日本フルート協会主催「第30回日本フルートフェスティバルin東京」作曲募集最優秀賞。
3) 先々月イギリスからCDが発売されたコンペ入賞作品…一昨年の12月に作曲した、小型パイプ・オルガンの小品。ロンドンのハノーヴァー・スクエアーなどで再演を重ねた。
4) 昨年発売されたライヴ録音CD収録作品…「吹楽Ⅳ」委嘱により作曲、サントリー大ホールで東京佼成ウインドオーケストラが初演した、吹奏楽の現代作品。
5) コンペの結果待ち…ダンテ「神曲」のイタリア語原典から自由に抜粋して作曲した無伴奏混声4部合唱曲。昨年秋完成。
6) 現在作曲中の作品…2)のフルート・オーケストラ作品のおいしい部分を抜粋し、短い吹奏楽曲にしている。
7) 次回作の構想…10数人の室内オーケストラ作品を、ヨーロッパのコンペに出したい。
(高校の同期生に宛てたメルマガvol.15を改訂)
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