今日、作曲家にとって最も神聖な日。バスフルートとピアノのための《ソリチュード》初演。
満員御礼!アンコールは《サトミのための小品 No.1》。
以下、プログラムノートとプレトークを再構成したもの。
詩の4つの連(各4行)をそれぞれ一つの楽章、全4楽章に作曲した。
作曲に当たり、詩から抽出したテーマは以下の通り。( )内は私の解釈。
Ⅰ―空、イラクサ
(「空」「壁」は高さを示す概念)
Ⅱ―母なる海
(「地獄」は「思い出の」、さらに「どんな」によってカムフラージュされ、最早ぼんやりと甘酸っぱい)
Ⅲ―錯乱
(「断崖」=第1連「壁」に結びつくが、過去を拒絶し、錯乱のるつぼ。「おまえの黄色い花を、わたしの飲む泉に浸す」は性的)
Ⅳ―父なる神
(エディプスコンプレックス。「深淵」「足下」は低さを示す概念)
そして4通りの「沈黙」。
(写真:共演者、山根尊典氏)
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