ラッヘンマン自作自演のピアノを2メートルの至近距離で聴いた。
作品から予想していた通り、クラシックの素養があり過ぎて、それを自然体で飛び越えた人の演奏だった。
夫人が演奏した別のピアノの大作と弦楽四重奏曲も、特殊奏法で《作曲》された傑作だった…シェーンベルグが12音技法で《作曲》したように。
―「ラッヘンマンを聴く」/2012年8月24日、同仁キリスト教会・礼拝堂
晦渋な音楽語法による煮えきらない退屈な反復と、変化しない事を魅力に変え、聴き手をトランス状態に引き込む魔力的な反復。
この両者を同じ作曲家の異なる作品に聴いた。
同じ語法にも拘わらず両者を分けたのは、リズムの扱いとオーケストレーション。
―「フランコ・ドナトーニ管弦楽作品集」/2012年8月22日、サントリーホール
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