作曲家である僕にとって演奏批評の仕事はあくまで副産物に過ぎないが、実はそれが作曲にも影響を与えることが、最近ようやく分かってきた。
個々の演奏について技術的な長短を判定するのは決して難しいことでは無い。それは表面的なジャッジであり、曲の模範的な演奏を知ってさえいれば誰でも出来る。
それよりもっと根源的な演奏解釈論を、しかも一般論ではなく、その日の演奏に即して述べる事に意義がある。
そして面白い事に、それはそのまま「作曲とはこうあるべき」と、自分に跳ね返ってくるのだ。
考えてみれば、優れた演奏とはどういうものか探究することは畢竟、優れた作曲とは、に対する解でもあるのだから…。
今日、「バス・フルートとピアノのための《ソリチュード》」完成。
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