曲全体がB♭音のゆったりとしたオスティナートに包まれる中、冒頭、平行5度の冷たいテーマが死を思わせる。
やがてメシアンを先取りするかのような複雑な和音が、B♭音の連打を保ったまま、靄のように4回降りてくる。
このパッセージは弾くのも暗譜するのも難しいが、この難しさこそがこの曲を神憑りなものにしている。
ラヴェル「夜のガスパール」2曲目、「絞首台」を暗譜した。
(写真:東京オペラシティー)
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