エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

“新型コロナ” 政府と分科会

2020-12-03 08:34:45 | “現代医学の功罪” 関連
冬の到来と共に、“新型コロナウイル” の感染者が 急増しています。 そんな中、経済再生を促進する為に “アクセル” を踏む “政府” と、感染症を抑制する為に “ブレーキ” を踏む “分科会” の攻防が、連日報道されています。 まるで、運動会の “綱引き” です。 一言「コントまがいの “茶番” は、今すぐ止めて欲しい」 観たくも 聞きたくもありません。 政治が決断しなければ、誰が国を動かすのか? 権限の無い “特措法” が足枷ならば、法律を変える冪です。 伝染病を甘く見れば、“医療” どころか “政府” が 崩壊します!

感染症対策分科会・クラスター班の「西浦教授」通称「8割おじさん」は、新型コロナウイルス” を放置すれば、感染が拡大し 約 40万人が死亡 すると、警告しています。 冗談でしょうか? 勘違いでしょうか? 感染症の専門家が、根拠なく人々に恐怖を煽る筈がありません!

人類が始めて遭遇する “新型ウイルス” の発生は、最大級の警戒をするのが当然です。 治療薬 も ワクチン も無いのですから、成り行きに委ねる判断は “最悪” です。 日本における “新型コロナウイル” は「重症者や死亡者が 欧米より少ない」「感染拡大は 概ね抑えられている」そんな曖昧な認識では、未知なるウイルス に対抗できません! 
“102年前” の大惨事「スペイン風邪」を思い出して下さい。 当時 日本の人口は、5,600万人でした。 そんな中で、37万人が死んだ伝染病の事です。 昔の事で 記憶も記録もない? そんな弁解は 通用しません! 当時 内務省が発行した「流行性感冒(スペイン風邪)大流行の記録」が、現存するのです。 第一波・第二波・第三波、現在の “新型コロナウイル” の蔓延は、“スペイン風邪” で言う “第一波” に匹敵するのかも知れません。 次に襲い来る “第二波” が如何に恐ろしいか、“感染症対策分科会” のメンバーは知っているのです。 だからこそ、40万人と少ない数値を掲げ 警告したのです!
 
    

上のグラフは、“スペイン風邪” が流行拡大した当時の、世界状況を数値で示しています。 1918年に始まり、1920年に終息しています。 延べ 3年に亘り、世界中に恐怖と犠牲を拡大しました。 世界で約 5,000万人の死亡者です。 日本人の被害は 少なかったのか? 死亡者 37万人は、世界に比べても少ない数ではありません! ウイルスに、国境も人種差別も無いと言う事です。 アメリカ合衆国の状況を「明日は我が身」と、より一層 警戒をする必要があります!
 
旧・内務省の記録では「スペイン風邪にかかり、生き延びた人々が “免疫抗体” を獲得した」と、結論付けています。 “集団免疫” を獲得しなければ、感染症は治まらないと言っている様です。 何の対策もせず、“新型コロナウイルス” の蔓延に立ち向かうとしたら「墓穴を掘って終息を待て」と同じ発想です。 分科会の警鐘を、政府は尊重する冪です! 間もなく「冬の嵐」が 遣って来ます。
* 日本における “スペイン風邪” 第一波(1年目)の死亡者は、3,337人。(文豪「菊池寛」の短編小説『マスク』参照) 現在、“新型コロナウイル”の死亡者は、2,238人。(12 / 03) 2ヶ月後・2年後の状況は、スーパーコンピューター “富岳” を駆使しても、解明するのは不可能です!
  
◎ “新型コロナウイル” とされる画像


日本政府は、医学的・科学的 な対応をしたのか? “新型コロナウイルス” が蔓延し ほぼ一年、経済再生の為「GO TO キャンペーン」を促進しただけです! 全く、分科会の警告を無視した “暴挙” です。 政府の中に、100年前の教訓: “集団免疫” を、今でも信じている “亡霊” がいる様です。 重症者 や 死亡者 が、十倍以上増えた時 政府は目が覚めるのでしょうか? 「運を天に任せる」無能な政治家がいない事を、ただ祈るだけです。(私も“神頼み”)