「札幌ドーム」は、2001年に完成しているので、今年で 20年目になります。 プロ野球 北海道日本ハムファイターズ の、本拠地と認識している方は多いと思います。 しかし、サッカーリーグ コンサドーレ札幌 の名乗りが先です。 元々「札幌ドーム」は、サッカー場として 見切り発車したのです。 道民は、札幌市の無謀な計画としか思えませんでした。
札幌市の郊外、豊平区羊ケ丘に建つ「札幌ドーム」は、ゼネコン 大成建設 と 竹中工務店 が請け負い 約 422億円で造られました。 高いか安いか分かりませんが、鉄筋コンクリートと 集成材 を用いたドーム構造で、雪の多い札幌の気候に対応できる設計になっています。 基本的にはスポーツ専用スタジアムですが、スケジュールの空白期間には イベント や コンサート にも対応しています。 敷地面積は、305,000㎡・収容人数は、最大で 5万人です。
そんな「札幌ドーム」も、2016年の ‟ファイターズ・日本シリーズ 優勝” の後、自前の球場を建設する構想を発表しています。 理由は「札幌ドーム」の使用料(年間 13億円)が高い事と、グラウンドの天然芝に拘ったとされています? 札幌市 及び 道民 にとって、青天の霹靂でした! 「‟ファイターズ” が、札幌から離れる」 一体 何処に行くのか?
◎「北海道ボールパーク」イメージ
新球場は、札幌市の隣「北広島市」に決まりました。 「札幌ドーム」から12キロほど南ですから、距離的に近い場所でした。 新千歳空港に近くなったので、対戦チームの移動には有利です。 開業は、2023年3月(二年後)予定です。 名称は「北海道ボールパーク」で、敷地面積 36,700㎡・ 建設費(5~600億円)は、‟日本ハム”・‟北広島市” の合資と ‟ふるさと納税” 頼りと言うのですから、多少不安が残ります。
それ以上 不安なのは、‟日本ハム・ファイターズ” の成績です。 ここ数年 低迷が続き、新球場建設の(期待)気運が盛り上がりません。 その原因は、‟アメリカ大リーグ” への登竜門と化した チーム事情があります。 「ダルビッシュ 有」「大谷 翔平」「有原 航平」など 主力投手を、簡単に手放しては チームが強くなる筈がありません。 親会社「日本ハム」の意向であれば 仕方がありませんが、現「栗山 監督」の采配ならば 問題が残ります。 ファンとして、目をつむる冪でしょうか?
私は 野球が好きで、シーズン中は 観戦を楽しみにしています。 最近 ‟ファイターズ” の試合は、応援する力が湧きません。 なぜかと言うと、勝負への執念を 感じないからです。 対戦相手の力が 上がったのか? 強かった ‟ファイターズ” は、今 何処に!
2023年「北海道ボールパーク」‟幕開け” は、是非とも「稲葉 篤紀」を監督に招き、‟心機一転” 日本一を目指して欲しいと願っています。