北海道の ‟魚” と言えば、サケ・マス・ホッケ・サンマ・・ニシン・等です。 魚種は限られていますが、漁獲量は 日本一だと思います。 しかし、‟地球温暖” なのか 魚の‟枯渇” なのか、近年 漁獲が減少しています。 日本近海に魚が いなくなったのでしょうか? 回遊魚は、いずれ戻って来ると信じたい!
・・・ 北海道の ‟珍魚” ・・・
◎ 珍魚と言うより海獣「オオカミウオ」

*「オオカミウオ」
道東・オホーツク海に生息しています。 成長すれば、体長 1,3メートル・体重 15キロになる ‟海の怪獣” です。 硬い貝殻も、強靭な顎と歯で噛み砕く不気味な魚ですが、見た目に反し 性格は大人しい様です。 漁獲量が少なく ‟グロテスク” な為、市場から敬遠されています。 今月、網走市の「オホーツク流氷館」で オオカミウオ の ‟人工ふ化” に成功しています。 いずれ、日本中の水族館で 観察できるかも知れません。
*「オヒョウ」
カレイ や ヒラメ の仲間ですが、サイズが 桁違いです。 最大で 4メートル 300キロになるそうです。 白身で 大味の為、回転寿司では ‟ヒラメのエンガワ” として、提供している様です。 北極海・ベーリング海・オホーツク海・等、深海に生息していますが、北海道に遣って来る事もあります。 昔「大橋 巨泉」が司会する ‟11PM” で、‟オヒョウ釣り” の特集番組が組まれていました。 出港したのは、知床だったと記憶しています。
カレイ や ヒラメ の仲間ですが、サイズが 桁違いです。 最大で 4メートル 300キロになるそうです。 白身で 大味の為、回転寿司では ‟ヒラメのエンガワ” として、提供している様です。 北極海・ベーリング海・オホーツク海・等、深海に生息していますが、北海道に遣って来る事もあります。 昔「大橋 巨泉」が司会する ‟11PM” で、‟オヒョウ釣り” の特集番組が組まれていました。 出港したのは、知床だったと記憶しています。
*「ハッカク」
全道に生息する トビウオ の様な魚です。 名前どうり、胴体が八角の骨で覆われている ‟可愛い珍魚” です。 さばくのは大変ですが 白身で上品な味は、寿司ネタとして重宝されています。 昔は需要が少なく、漁師が家で食べる魚でしたが、今は ‟高級魚” です。
*「ワラズカ」
道南に多い魚です。 体型は、ウツボ や ハモ に似ています。 細長く、1メートルにもなる ‟怪魚” です。 日本各地に生息し、本州では ナガズカ と呼ばれている様です。 白身で練り物(薩摩揚げ)に向いていますが、卵巣に フグ並み の毒があるので、素人が捌くのは危険です。 当地の漁師は、内臓を取り 干して食べています。 酒の肴として最高です。
道南に多い魚です。 体型は、ウツボ や ハモ に似ています。 細長く、1メートルにもなる ‟怪魚” です。 日本各地に生息し、本州では ナガズカ と呼ばれている様です。 白身で練り物(薩摩揚げ)に向いていますが、卵巣に フグ並み の毒があるので、素人が捌くのは危険です。 当地の漁師は、内臓を取り 干して食べています。 酒の肴として最高です。
*「ゴッコ」
ホテイウオ とも言い 道南(函館周辺)に多い魚です。 大きくても 1キロ程度で、生態が不思議な魚です。 深海魚でありながら、水深が浅い噴火湾の奥まで 産卵に来ます。 卵を抱え、丸々に太ったメスだけが来るのですから、海遊ルートが不明です。(泳ぎが達者と思えない) 毎年、冬~春 磯場で捕獲されます。 ゼラチン質で大半が卵ですので、調理法が難しい。 地元では、きも和え や 醤油汁 で 食べます。 美味いのか? 癖のある味です!

*「イトウ」
昔、全道で生息していた日本最大の ‟淡水魚” です。 現在は 絶滅危惧種で、観られるのは ‟水族館” くらいです。 体長は 1メートルと大きいので、食糧として乱獲された マス の類です。 湖 や 沼 で釣るのは大変ですが、小さな川なら橋の上から ヤス(魚用槍)で突くのは簡単です。 嘘の様な ‟昔話” です。
・・・北海道の ‟高級魚”・・・
*「キンキ」
キンメダイ と似ていますが、味は ノドグロ に近いと思います。 北海道全域で獲れますが、深海魚で捕獲量は極めて少ない。 それゆえ、値段が高いのです。 刺身で良し・焼いて良し・煮て良し・鍋で良し、キンキ は特別です。
*「オオスケ」
マスノスケ とも呼ばれる、北海道で獲れる キングサーモン です。 輸入の切り身は 日本中で売られていますが、地産の オオスケ は鮮度が違います。 田植え時期に獲れる オオスケ は、 サケ より十倍美味しい。(個人的 感想) 大型になると、脂がのって最高です。 ただし、値段は驚くほど高い!
・・・北海道産の ‟魚介類”・・・
*「シシャモ」
道南・むかわ町近海だけで捕獲される ‟高級魚” です。 恐竜「かわ竜」が出土する地域なので不思議です。 輸入 カラフトシシャモ(カペリン)の味と段違いです。 生魚は、刺身 & 寿司 が ‟絶品” です。
*「スケソウダラ」
タラコ の親です。 足の速い(傷み易い)魚ですから、地元だけで食べられています。 独特な味が 癖になります。 最近 収穫量が減少し、滅多にスーパーマーケットで見かけなくなりました。 カジカ と同じ様に、鍋にすると最高です。
*「ホッケ」
北海道を代表する魚です。 中でも、函館周辺で獲れる ネボッケ・シマボッケ・アカボッケ 三つの称号を与えられた ホッケ は 最上級です。 市場では、お目にかかれない ‟高級魚” です。 大都会の 高級寿司屋 や 料亭 に 直行だと思います。
・・・北海道の ”魚以外”・・・
*「毛ガニ」
カニの中では小振りですが、味は最高です。 道南の噴火湾でも、多少ですが獲れます。 昔、漁師さんから分けて貰い 茹でて食べた味は、今でも忘れられません。 身 も ミソ も最高です。 長万部町の駅弁 ‟カニ飯” が 有名です。
*「コンブ」
コンブ の生息地は、世界的に蝦夷(北海道)だけです。 600年前から、北前船で本州に運ばれ 乾燥コンブは、関西 ‟出汁文化” の基本になっています。 コンブは 全道で獲れますが、味は地域によって多少 異なります。 やはり北限の ‟利尻コンブ” が、最高だと思います。 利尻コンブ を食糧にする バフンウニ は、日本一 いや 世界一 だと思います。
*「ホッキ」
苫小牧市近海に多い ‟貝” です。 道南でしたら、何処にでも生息していますが、現在は 数量が激減しています。 大きな アサリ の様ですが、味が濃い。 カレーライスに入れると 美味しい。 苫小牧市(漁業組合)の ‟ホッキ養殖” は、収量・収益 共に成功していると思います。
◎ 他にも「ホタテ」「カキ」「アサリ」「シジミ」「ツブ」など、北海道産の ‟貝” があります。 噴火湾の ‟ホタテ養殖” は低迷していますが、外洋の ‟貝養殖” は順調の様です。 北海道産の ‟貝” に ご期待ください。