◎「襟裳岬」
北の大地・北海道 は、至る所に 岬 があります。 恵山岬・雄冬岬・黄金岬・納沙布岬・・・、中でも 襟裳岬 は人気があります。 「“太平洋” 以外、右を見ても左を見ても何もない。 年から年中 強風で、観光もままならない」こんな贅沢は 他にありません。 歌手「森 進一」が歌う「襟裳岬」は、♪ 襟裳の春は~何もない春です ♪ ? 「何もない」から、雄大な自然を満喫できるのです!
私的には、積丹半島の 神威岬 がベストです。 雄大な景観は、襟裳岬を凌ぎます。 まるで巨大な恐竜が、日本海に向かって泳ぎ出すかの様です。 誰しも「女人禁制の門」(現在は女性もOK)を潜り、先端部に行きたい衝動に駆られますが、簡単ではありません。 急な階段を下りて 長い遊歩道(チャレンカの道)を渡り最先端に行くには、健脚が必要になります。 普段 四足頼みの私は、残念ながら往復する自信はありません!(己に喝)
◎「宗谷岬」
北海道の最北端(北緯45度31分)宗谷岬 は、雄大です。 43キロ先の “サハリン” の島影が見え、日本とは思えない旅情を体験できます。 利尻島 や 礼文島 は、目の前です。 “ヒグマ” であれば、利尻島まで 泳いで渡る事が出来ます。(昨年 生まれ故郷に戻った様です)
なぜか、他の岬にある 陸地から伸びる小島(岩礁)が見当たりません。 おそらく 知床半島と同じく、数万年に及ぶ “流氷” の到来で、多くの岩礁が削り取られた思います。 自然は “偉大” です!
◎「地球岬」
室蘭市に、地球岬 があります。 大胆な名称と思われがちですが、語源はアイヌ人が “ポロ・チケップ”(親なる断崖)と呼んでいたのを、チキュウと言い換えたもので “地球” は当て字です。 地球岬は、高さが 100m前後の断崖絶壁が 14㎞続く、北海道でもトップクラスの景勝地です。
10㎞以上、人が侵入出来ない断崖は、津軽海峡を渡る野鳥達の休息地でもあります。 野鳥好きな方は、春または秋に徒歩で野鳥観察(撮影)する事をお勧めします。 渡り鳥を狙う、珍しい ハヤブサ に出会える可能性があります。 車で横断するのは可能ですが、車窓から景観を満喫する事は出来ません!
大海を見渡せる “岬” は、自然に親しむ最良の “ポイント” です。 北海道で一番の “岬” はどこか? “岬” とは言いませんが「函館山」が “最高” だと思います!