裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

フランスの速攻戦士

2020-12-20 21:14:47 | 選手
今日は1ヶ月ぶりに選手紹介を思いついたので,忘れないうちに書き進めていく

今回紹介するのはダミアン・エロワ

1969年7月4日生まれの51歳で,典型的なシェークドライブ型だが,他の選手とは決定的に違う点があることで有名。

普通シェークと言えば丸形のイメージが強いが,彼は何と両サイドをカットした所謂バイオリン型ラケットを愛用していたのだ

中学生の時に卓球王国の別冊カタログで彼のシグネチャーモデルを見た時には,それはもう度肝を抜かれたものである。


2006年世界卓球より,吉田海偉戦。

最後まで振り切らずに途中で止めるような独特なフォアハンドのスイングは,かつての遊澤亮を彷彿とさせる。

バックハンドもドライブとミート打ちを自由自在に使い分けている。

そのトリッキーな戦いぶりで,天下の王励勤も代表初期の頃には特に苦手としていたぐらいだ。

ちなみに現在では普通の形のラケットを使用しているとのこと。

では,また

中野のテクニカル・ウィザード

2020-11-27 16:06:54 | 選手
またもや選手紹介ネタが増えたので,忘れないうちに書き連ねていくとしよう

今回紹介するのは菴木伸吾

右ペン表ソフト速攻型で,インターハイダブルス2位をはじめとして,社会人になってからも各種大会にコンスタントに結果を残してきた。

ラージボールの大会にも出たり卓球王国で連載をしたりと,マルチな才能を発揮している。

コンパクトなスイングからの安定したミート打ち連打が特徴だ



実はここで紹介するまで知らなかったのだが,バックサービスの名手であることも彼の強みである。

ちょっと大き目ながらもゆったりしたスイングから,下回転と横上回転のサービスを自在に打ち分けるのが特徴

その変化は非常に分かりにくく,かつての小野誠治や宮崎義仁を彷彿とさせる

現在は中野区にあるAce卓球スタジオという卓球場でコーチとして活動されている。

アクセスも都内においては非常にいいところらしいので,機会があれば是非足を運んでみては

では,また

卓球界のCool eye sight

2020-11-25 23:56:53 | 選手
忘れないうちにせっせと選手紹介を書き連ねていくことに

今回紹介するのは,見目剛廣

1976年7月22日,東京都出身のペンホルダードライブ型で,明徳義塾高校から福岡大学を経て,日本リーグにおいては原田鋼業に属する。

8年間エースとして活躍した後,2008年からプロコーチとして現在に至っている。



彼を初めて知ったのは高校生の頃,卓球王国の別冊カタログの企画でその当時出たての新商品のラケットをレビューしていたのが最初だった。

当時のプロフィールにはバックは1枚ラバーと表記されていて,従来の片面ペンドラと同じようなタイプだったようなのだが,先に挙げた動画では裏面を振っている。

そしてもう一つ特筆すべきことと言えば,彼自身のルックスである。

切れ長な目にシャープな輪郭で,要潤にも引けを取らない精悍なマスクが魅力的

多分今まで紹介してきたペンドラの中でも5本の指に入るレベル

ちなみに結婚もしていて,お相手も同じTOM卓球倶楽部のコーチだそうだ。

夫婦でともに力を合わせて,競技の普及に努めているところである。

では,また

出羽のペンドラ戦士

2020-11-24 16:54:02 | 選手
今月も残り僅かなので,急ぎ選手紹介

今回紹介するのは石塚航平

秋田県出身で,若い世代の選手には珍しいペンホルダードライブ型。

全中やインターハイ,全日本ジュニアからインカレ,全日本社会人選手権等,各種大会に出自用経験も豊富で,特に高校時代には地元秋田で開催された国体に参加してもいる。


以前紹介した大畑久との練習風景。

パッと見た感じは身長も高めで,ペンドラらしい体格が印象的。

現在ではコーチの傍ら,マイペース with Z軍団名義でYouTubeに登場してもいる。

出演動画ではペンドラに必要な練習方法を実演で分かりやすく教えてくれる

では,また

陸奥の正統派ペンドラ

2020-11-19 14:39:45 | 選手
今月に入って更新がほとんどできていないので,駆け足で書き連ねる羽目に

今回紹介するのは大畑久

1979年4月10日,青森県出身のペンホルダードライブ型

東奥学園高校から大正大学を経て,実業団ではグランプリに属し,以降はプロコーチとして活動している。



彼がドライブを指導するにあたって最近よく使うのが,薄タッチという言葉である。

これはドライブに威力が出ない,あるいは安定しない状態に対し,安定性重視のドライブを打つ際のインパクトの瞬間の事を指す。

ざっくり説明すると,スイングの位置を調整し,その後角度を調整しながら的確にボールをこすり上げる,と言う流れだ。

この感覚を身に着けるために,まずはあえて面を被せてラケットの角にボールを当てる訓練を提案している。

今年プロコーチ歴17年だけあって,言葉選びのセンスが絶妙にピッタリ

現在はT.O.Mというチームでコーチをしておられるので,機会があれば是非会いに行ってみては?

では,また