裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

片面ペン対決 Playback

2020-06-25 23:57:16 | 試合
今日は少し気分を変えて,ネットで見つけた試合の動画を

今年はオリンピックが開かれるはずだったので,その関連で元日本代表選手の試合を簡単に見て行こうと思う。

今回紹介するカードは吉田海偉偉関晴光

このカードを聞くとファンの方なら2004年度全日本選手権を思い出すと思うのだが,実はそれ以前に2人は対戦したことがあったことが最近になって分かったので,その時の模様を以下に紹介しておく。


お互いが着ているユニフォームからして恐らく2002年か2003年頃のスーパーサーキットにて。

1ゲーム目はお互い探り合うような展開から偉関が先取,2ゲーム目から徐々にラリーが激しくなりだして吉田が取った。

3ゲーム目がこれまた長く,偉関リードに対して吉田が執念で食らいつき,19-17にまでもつれ込むほどの接戦に

このまま勢いを維持したい吉田だが,4ゲーム目は偉関にペースを掴まれて落としてしまう。

これで更に気持ちに火がついたのか,5ゲーム目はほぼ一方的な展開であっさりと取り返す。

しかし,この状況をベテラン偉関が黙って見ているはずもなく,吉田のミスを誘って6ゲーム目を取り返し,勝負は最終ゲームへ。

初っ端から激しい打ち合いに持って行き,リードを奪っていく吉田。

しかし,マッチポイントを握ったところで偉関がベテランらしく持ち前のサーブ力で追いつき,ジュースへともつれ込む。

最後はパワーヒッターらしい強気の攻めと粘り強さで,手に汗握るような接戦を切り抜けて試合は幕を閉じたのだった。

自分自身は全日本で戦った時の試合もテレビで見ていたので覚えているが,その時の吉田の怒涛な試合運びとはまた違う,見ごたえのある試合だったと思う。

たとえ同じ片面ペン同士でも,お互いの技術・体力レベルの高さと戦型の違いでここまで内容の濃い試合が出来るのは本当にすごいと思う

もっとこういう試合をトップクラスで国内で見たいものだが……。

では,また

気休めの蔵出し動画放出

2020-03-31 22:40:44 | 試合
新型コロナウイルスの影響で,オリンピックのみならず世界選手権をはじめとして軒並み多くの大会が順延に

そんな状況下で,天下のITTFもさすがにこのままではヤバいと思ったのか,最近ある事を始めたよう。

各種大会の延期で世界中の卓球ファンに退屈な思いをさせまいと,YouTubeの公式チャンネルで過去の大会の動画を蔵出しするようになった。

もちろん動画の公開自体は10年近く前から継続しており,試合からインタビューまで多くの動画を取り揃えてはいたのだが,今回は2006年の世界卓球ブレーメン大会の映像をしている。

画質もYouTube黎明期から存在するような粗いものではなく,720pでしかも60fpsという高画質ぶりで,今までよりも見やすくなっている。


その中から適当に福原愛ちゃんの試合をチョイス。

4月から再開予定だった練習も中止のお達しも出た事やし,地元て一人で練習しつつ,ゆっくり楽しむとするか

では,また

改元前の大偉業

2019-04-30 23:35:32 | 試合
平成最後の世界卓球となった2019年ブダペスト大会

日本代表は女子ダブルスと混合ダブルスの2位をはじめ,各選手とも最後まで本当によく戦ってくれたと思う。

ただそれ以上に,注目の男子シングルス決勝が気になってしまったので,今日はその事を少し。

決勝のカードは馬龍ファルク


ITTFから早くも動画がされていたので。

試合は両者とも前陣を中心にした速攻合戦

馬龍が前陣ドライブを繰り出せば,ファルクがミート打ちでこれに応える

1・2ゲーム目はストップからのドライブ等の連携で馬龍が取るが,3ゲーム目はリスキーなまでにミート打ちを叩き込んでファルクが取り返し,4ゲーム目へ。

4ゲーム目も両者一歩も引かない展開で後半に向かうが,9-7とファルクがリードしたところで馬龍がロングサービスで勝負に出て2点をもぎ取り9-9。

その勢いで競り合いを逆転勝ちしていよいよ5ゲーム目に移行する。

とにかく突っ走る馬龍と,途中でにじり寄るファルク。

最後はファルクがカウンタースマッシュをネットミスして,馬龍が頂点に立った

これで15・17・19年と男子シングルス3連覇,何とあの荘則棟(61・63・65年優勝)以来の快挙を達成したことになる

まさか生きててこんな記録をリアルタイムに知ることになろうとは思わなかった

今はとにかく,日本代表と並んで純粋にその苦労を労いたい

なお,決勝に出て来たファルクについては,改元後に書く予定

では,See you in 令和

平成最後の世界卓球

2019-04-24 23:52:38 | 試合
21日から行われている世界卓球2019

平成最後の今大会は,水谷を筆頭に若い世代が続々と飛び出して行っている。

先ほど後輩からの連絡で,水谷は3回戦までしか行けなかったという

女子においては,妥当中国に自信を持っていた伊藤美誠も,今回は比較的早くに負けたとの事

それでも他の種目が残っているし,シングルスも男女共に,張本智和や石川佳純をはじめ,生き残りまだまだ多い

令和の時代を前に,そしてそのすぐ先のオリンピックを前に,シングルスで日本から頂点に立つ選手は出てくるのだろうか……。

では,また

2年連続の……

2019-01-06 23:31:36 | 試合
最近知った事なのだが,ちょっと遡って去年のある大会の事について1つ。

12月2~9日にオーストラリアのビクトリア州ベンディゴで行われた世界ジュニア大会で,だいぶ前に触れた徐海東だが,何と男子シングルスで優勝したとの事

今日はその決勝の試合を見ていきたいと思う。


相手は我らが日本代表の一員・宇田幸矢

第1ゲームは徐リードで進んだ後,宇田が一度ゲームポイントを掴みかけたが,接戦の末徐がもぎ取る。

続く第2ゲームも勢いのままに連取した。

第3ゲームは前半から完全に宇田のペースで一気に10-4とし,このまま一気に決めるかと思いきや,途中から徐ににじり寄られつつも最後は何とか取り戻す事に成功。

第4ゲームは中盤で打撃戦も時折見られたものの,徐は持ち前のサービス力でゲームを取る。

そして迎えた第5ゲーム,勢いをキープした徐が11-8で締めくくり,栄冠を掴んだ。

前回はモアガードに準々決勝で破られているだけに,今大会での優勝は喜びもひとしおのはず

これで前回の薛飛に続き,ペンホルダーとしては2年連続2人目のチャンピオンの誕生となった

まあ,負けた宇田もこの時の経験を糧に,さらに強くなってほしいものだが

では,また