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社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

これまでも、これからも(未払賃金立替払制度/特定受給資格者)

2011-02-02 | よもやまばなし働き方
未払い賃金立て替え制度悪用 元組員ら2850万円詐取容疑
(東京朝日(新潟)2011年1月25日13面)

 朝起きて、いつものとおりカイシャへ行ったら
入口に張り紙があるだけでカイシャが無い!お先真っ暗…。
突然お仕事を失って準備もままならず、
そんな方でも普通より長い期間、基本手当が受けられる可能性があります。
雇用保険特定受給資格者

 先が暗くてもこれまで働いていたのは間違いなし、給料日前、さあどうなる?
そんなときに使える仕組みが、記事の未払賃金立替払制度
お仕事がある間の事故、ということなのか労災保険の制度です。

 すでに無いカイシャ(連絡も取れないか?)だけに、
記事のようなことが起こらないようキッチリ調べてから、
とも思えますがお給料は生活の糧(かて)、今すぐにでも手にしたいところ、
手続きから1ヶ月程度で支払われるようです。

 “立替”だけにクニは社長へ請求(求償)しますが、
事情が事情だけに額の8割(上限アリ)
残り2割は記事のような場合も含むカットなのでしょうか?

未内定採用に奨励金 厚労省1人80万~125万円
(東京朝日(新潟)2011年1月19日33面)

 これからお仕事を探すヒトの場合、
すべてをカイシャが丸抱えするわけにもいきません。
そこを後押しするのはクニの役目
3月末までの期間限定で集中的にプッシュ
社労士の手続きとしても明るいお仕事になるでしょうか?

 そんなクニのやり方に地方から反論も。

職安移管後、連合に配慮 出先機関改革の民主案
(東京朝日2010年12月3日7面)

 お仕事のことは小回りの利く各自治体で、という意見も。
小回りをとるか、それともミンナの支えをとるか、
クニが世界に約束しているILO第88号条約もあるので、
やはり広く見渡して考える必要がありそう。

 最後の記事、良くなってきたと見るか、それとも元に戻りつつあると見るか、
どちらも正解なのでしょうが。

雇用 持ち直しの兆し 失業率、昨年末改善 2010年平均は5.1%
(東京朝日(新潟)2011年1月29日5面)
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