はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

大きな声小さな声(憲法/非正規労働/労働組合)

2012-11-22 | よもやまばなし働き方
ルポルタージュ現在 きょうも怒鳴られる 見えぬ顧客、受け止め
(東京朝日(新潟)2012年11月7日39面)

 社労士会の研修にて憲法のお話し。
世の中の大きな声がいつも正しいとは限らないこと、
クニが横着をして小さな声がかき消されそうに時に待った!を掛けるのが憲法の役割。
憲法をはじめホウリツを扱うヒト(社労士も)はその抜け道もよく見えてしまうので、
その分日頃から小さな声にも耳を傾ける努力を…などなど。

 記事はコールセンターの非正規労働者を取り上げたもの。
大きな声縮こまらず耳を傾けることの難しさ。

自治体の非正規、3割超 全国70万人 4年で2割増
(東京朝日(新潟)2012年10月20日5面)
希望退職募集、昨年の倍ペース 上場企業調査 電機大手、相次ぐリストラ
(東京朝日(新潟)2012年11月8日7面)

 正規・非正規ともに声を上げることすらなかなかたいへん
それでも自らリタイアできれば新しい道が開けるのかもしれませんが、

過労死のわけ知りたい 「和民」勤務の娘が自殺 両親「再発防ぎたい」 」
(東京朝日(新潟)2012年10月30日33面)

働くヒトの声そのものが失われないよう、声なき声にもじっくり耳を傾けなければ。

最大規模の産別労組結成 141万人でUAゼンセン
(東京朝日(新潟)2012年11月7日6面)
消防職員の団結権「妥当」
(東京朝日(新潟)2012年11月5日12面)

 これまで入るのが難しかった非正規労働者や制限がある公務員、どう声を出していくか。

有休取得、平均で年9日 前年比0.4日増 2011年厚労省調べ
(東京朝日(新潟)2012年11月5日4面)
親☆カツセミナー 休業をいかす企業に注目
(東京朝日(夕刊)2012年11月5日5面)

 大きな声を出しすぎた喉のために、あるいは小さな声を上げるために、
休み休み働くことも大切になるでしょうか。
 
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谷間(業務上負傷/処方薬へのポイント/生命保険料控除)

2012-11-13 | よもやまばなし社会保険
シルバー人材センターの仕事でけが 健保も労災も不適用例
(東京朝日(新潟)2012年9月26日30面)

 健康保険や年金のご相談、ケガのことをよく聞かずに手続を進め、
実はお仕事中にケガ、と分かって真っ青に…。
なぜなら労災保険のほう手厚い保障があるため。
健康保険はお仕事でない時に使える保険、労災保険は雇われている時に使える保険
記事は雇われないお仕事の時にはどちらも使えない、というケース。
 似たようなことはカイシャの社長さんにもありえたものの、
今では小さいカイシャの社長さんならOKになっているのですが…。

 社労士会の「65歳雇用確保達成事業」のセミナーに参加。
60歳定年から65歳までの間で年金が全くもらえない谷間の時期が出てくる昨今、
思わぬ落とし穴がないとも限りません。
(記事のケースはその後、救われることに 
保険の谷間、健保を適用」 東京朝日(新潟)2012年10月20日7面)


 「処方箋へのポイント禁止 「クレジットでも」 厚労相
(東京朝日(新潟)2012年10月6日7面)

 ケガをして病院に掛かっても、お薬をその場でもらう事が近頃は少なくなりました。
処方箋をもらって薬屋さんへ、
手間がかかる分、支払の際にポイントがついて病院よりおトク、なんてことも。
ただこれはすでに禁止
それでもカード払いならカードのポイントはそのままついてしまうことも。
この谷間を埋めようとするのがこの記事。
同じケガを治すのでも、イロイロなことが起こりえるんだなあ~
と考えさせられます。


お金のミカタ 控除が変わりました。今年入った生命保険
(東京朝日(新潟)2012年10月27日b9面)

 11月に入り年末調整の季節。
今年の書類は「介護医療保険料控除」が加わりフクザツに。
記事にあるように、国民皆保険であっても、
介護や医療保障にもう少し自己負担してもらい、
保険料不足の谷間を埋めてもらおう、というクニの考えの現れなのでしょうか。

協会けんぽ支援綱引き 国に拡充要求 大企業の健保は反発
(東京朝日(新潟)2012年11月6日3面)

 

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