はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

壁(TPP/混合診療/特定看護師/医療計画)

2011-11-18 | よもやまばなし社会保険
美容医療のHP 年度内にも指針
(東京朝日(新潟)2011年11月5日4面)

 スポーツの秋を通りこし、北風が厳しい今日この頃。
カラダを動かすこともおっくうに。
体重の壁を乗りこえ、てっとり早く引きしめたい!
というヒトの検索ワードになるかもしれない“美容医療”

 コトバだけに引き寄せられて「もしも」となることを防ぐため、
広く目にする広告はホウリツで規制
ところが自分で探すホームページは対象
これを見直そうというのがこの記事。

混合診療禁止は「適法」」 
(東京朝日(新潟)2011年10月26日36面)

 美容医療の多くは自由診療、
つまり病気やケガではないので健康保険は使えません
だったら「もしも」となっても自業自得、とは片づけられないことも。
自由診療と保険診療の組み合わせ(混合診療)がになったら、
病院でもちょっとゼイタクをなんてことも。
それも「もしも」となれば、せっかくの保険診療の意味もになります。
今のところは×ですが。 

混合診療、議論の可能性
(東京朝日(新潟)2011年11月8日6面)
首相、公的保険は「例外」
(東京朝日(夕刊)2011年11月15日1面)

 なので関税を無くそう、というTPPのような
世界の約束事の話し合いでも話題になったりならなかったり。
混合診療の禁止が医療ビジネスの壁になるのなら、
外国”から見たら関税みたいなもの。
国民皆保険の意味をイロイロ考えさせられます。

診断の一部、看護師も
(東京朝日(新潟)2011年11月8日6面)

 病院のおカネではなくてヒトについては、
医療職の壁を少しずつ取り除いて(特定看護師)、
患者の満足度を上げようとする考え方も。
病院での待ち時間が減ると、おウチで治したいお年寄りの負担も減る
といったこともあるようです。

医療計画に在宅目標
(東京朝日(新潟)2011年10月28日6面)
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あつまれ~(時間単位年休/解雇制限除外認定)

2011-11-10 | よもやまばなし働き方
「社会保障教育」小中高校で実施 厚労省が副教材開発
(東京日経 2011年10月25日4面)

 “年金はホントにもらえるの?”“健康保険ってだれでもつかえるの?”
国民皆保険・皆年金でみんなにカバーされているゆえ、
気がついていないことの多い社会保障(保険)のなかみ。
厚労省も気になるのか、小学生から学べるよう検討開始

 さかのぼること1年、実はスズキの知りあいの社労士の方々と
あつまれ~”(という名前の集まり)の掛け声のもと
小中学校向けの教材を創りはじめていました。

 社労士会も同じことを考えていて
集まりで、会の準備講習会の講師の方を囲んで自主勉強会。
ただ集まった場所が街の中心で郊外の職場から遠く、
中途ハンパに失礼してしまうことに。
こんなとき、時間でお休みが取れれば…。
 
時間単位年休 7.3%導入
(東京朝日(新潟)2011年10月21日8面)

 記事は忙しすぎて年休が使いづらい!
といったヒトのために、昨年あらたにできた制度のこと。
忙しすぎ!なんてこととは無関係のカイシャが多いのならよいのですが…。

震災口実解雇は無効 バイト11人審判申立
(東京朝日(新潟)2011年10月25日11面)

 “あつまれ~”の前日は、自分が学ぶ社労士会の
ADR・労務管理研修の集まり。特定社労士になったものの
それでお仕事してるわけでもなく、研修は貴重な機会。
カイシャを辞め(させられ)た後に訴えた未払い残業代をテーマに、
社労士ができること・すべきことを弁護士先生がレクチャー。

 社労士は記事のような「労働審判」の代理人には今のところなれませんが、
折にふれて集まってアタマをつきあわせながら、
みんなにわかりやすく伝えるすべに磨きをかけなければなりませぬ。


こんな本も…
 『労働法入門』[新書](水町勇一郎著)
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