はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

実習(年少者/偽装請負/建設業の社会保険未加入対策) 

2012-08-31 | よもやまばなし働き方
進路未定・非正規2割超
(東京朝日(新潟)2012年8月28日38面)
 
 学生の多くはまだ夏休みですが、自分の職場(大学)は“講義”が無いだけ。
“実習”中の学生もいるので、その見回りで普段よりも忙しい?
実習先は将来の職場(福祉施設)だけに就職にもつながる良い学びを期待。

中学生20人雇う 中3事故死 社長「社会貢献のつもり」
(東京朝日(新潟)2012年8月15日30面)

 とはいえ実習ではまだまだ半人前。なので見回りによるフォローも肝心
ただ記事は建設業で中学生という年少者(労働基準法56条)だけに、
実習や職場体験と言い切れるかどうか。

死亡作業員、偽装請負か 福島第一 厚労省、調査の方針
(東京朝日(新潟)2012年8月25日37面)

 実習ではなく、実際のお仕事でも責任があいまいになりがちな請負
指示できないはずが派遣のように指示がある“偽装”、
指示が無いので派遣と違って安全配慮とどまる“請負”。
“偽装”“請負”の域を超え、請負の手続きすら取らない違法派遣となると、
事はもっと重大(職業安定法44条)。

作業員8人 違法派遣、被爆隠し、工事に参加
(東京朝日(新潟)2012年7月25日1面)

 そのようなことを繰り返していると、お仕事の魅力も失われかねません
イザというときの支えあいがお仕事の始めからあることを示すよう、
クニも促すようになってきています。

工事発注価格に社保料反映を 国交省あす通達
(東京日経(朝刊)2012年7月22日3面)

 今年の社労士試験(選択式問1)でも派遣のルールなどが、
いの一番に出題された模様。
試験勉強や職場体験、実習でもない、実際の会社のルールのアドバイスに
最近まで携わっていただけに、あらためて身が引き締まる思いです。

パート半数、昇給有無の文書提示なし 厚労省が実態調査
(東京朝日(新潟)2012年8月24日6面)
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