信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2017/10 さわやか信州DC in Autumn №2 ~3.本谷カールと涸沢道~

2017年10月06日 | 北アルプス(南部)

お早うございます、信です。
涸沢黄金ロード続けます。

先週10/1(日)の本谷橋から涸沢への登山道です。
本谷橋を渡ると急坂が続きます。これは急坂を登り切ったところ。


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Sガレに入ります。
ここは昨年6月の夕方、大崩落が起きた場所です。


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【原文のまま】
2016年6月18日午後、北アルプス、横尾と涸沢を結ぶ登山道に屏風岩の斜面が崩落した。
涸沢ヒュッテ従業員の話では、時刻は午後6時45分頃で、飛行機が落ちたような音がしたという。
崩落地点は本谷橋と涸沢ヒュッテの中間地点で、19日午前5時頃に涸沢ヒュッテと涸沢小屋の従業員が現場を確認したところ
屏風岩西側で幅およそ100メートル、長さおよそ200メートルにわたって崩落していた。
一時通行止めとしたが、涸沢ヒュッテ、涸沢小屋従業員らが19日午前9時半頃には登山できるように整備した。
今後も崩落の恐れがあるとして、横尾山荘、上高地インフォメーションセンターでも看板や張り紙を掲出し注意を促している。
http://www.tozanarekore.net/article/439218307.html  



右側に続く北穂の東陵


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あと2時間、早い時間だと大きな人身事故になったかも知れません。


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私はこれを知っていたので、写真は撮りましたがなるべく早く通り過ぎました。


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思い切り開けるので皆さん、喜ぶのですが休むところではありません。
本谷カールも左側が見えなくなりました。


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いよいよ涸沢カールが見えてきます。


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振り向くと本谷出合から横尾尾根


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まだ本谷カールに未練が残る


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Sガレです。
いかに危険な場所か、ここからは良く分かります。


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気を取り直して黄金ロード


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どんどん標高を上げる毎に色合いが増していきます


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前を行く若者の軽身が憎らしい
「この涸沢に半袖かい!」怒鳴ってやりたくなります


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血圧も上がります


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足が停まってしまいました。


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やっと今夜の宿が見えました。


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右の山の斜面が落ちたところの、窪み(白出のコル)にある穂高山荘
良く目を凝らしてもらうと涸沢ヒュッテと、その吹き流しが見えます。


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ナナカマドの色がオレンジに


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でもまだ道は半ば


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そしてパッと開けた場所に出ます。


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右に涸沢槍が現れました。


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訪れる岳人を脅すように聳え立つ奥穂ドーム


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思わず背けて見えるのは常念山脈の横通岳あたり


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屏風の岩峰も目の前


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右には優しく見える北穂の東陵


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一歩一歩標高を上げる毎に


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その鋭い鋭鋒を輝かす涸沢岳


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さてここからが本当の黄金ロードの始まり


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今までの山行はプロローグでした。

これからがThe KARASAWAの幕開けです。


それでは皆様、ご機嫌よう。

また見てね





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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (takayan)
2017-10-06 06:55:09
おはようございます。
毎朝、信さんと錫杖さんのアルプスの紅葉風景を、満喫させてもらっています。
標高を上げると共に色を深くする黄金ロード、登山者のみが味わえる紅葉風景ですね。
23,24,25,と最後の31番が好きです。
明日からは、もっと素晴らしい涸沢の風景を、見せてもらえるのですね。
今から明日の朝が楽しみです。



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氷河 ()
2017-10-06 08:33:54
takayan師匠〉

お早うございます。
いつもご訪問下さり、ありがとうございます。
遥か太古に氷河が削りとったという、この涸沢カール
その周りは一万尺の峰々が聳え、この渓谷のダケカンバやナナカマドを
厳しい北風から守っています。
まさしく山の神が造り上げた大自然の芸術です。
明日はその美しさを、拙い絵ではありますがお見せ出来ると思います。
いつも暖かいコメントをありがとうございます。

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Unknown (はりさん)
2017-10-06 08:57:21
おはようございます。
涸沢が近づくにつれて
だんだんと色づきが増して来ましたね。
期待が膨らみますね。
信さんもそんな気持ちで
登っておられたことでしょう。
あの崩落場所はSガレと言うのですか
私も足早に通り過ぎました。
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Unknown (錫杖)
2017-10-06 09:42:12
おはようございます。
今日のシリーズでは6番の本谷に思いを馳せました。
 記録を辿ると2005年9月30日
山の恩師と本谷から北穂の池を目指しました。 途中でルートを間違えて南岳の東尾根にとりついてしまい、気がつけば南岳に登ってしまってました。
ハイ松をこぎまくり キレットのA沢のコル下に到達。そこから北穂の池に向かいました。
よく南岳小屋のブログで見る錦秋の北穂の池に到達した時に恩師は疲れ果ててしまいました。 涸沢についたのは夕方4時 ヒュッテでおでんをたべてアルコールを入れて脳内麻痺をさせてよなよな上高地へ帰還しました。 
 穂高には池巡りという遊びがありますが、明神のひょうたん池、徳沢の奥又白の池。北穂の池 槍沢の天狗池とそれぞれに楽しいポイントです。
 30代の山の記録でした。
1枚目の涸沢小屋の景。 これを見るとぐっと心を掴まれます錫杖です。
 涸沢バンザイ 
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最大限の焦らし ()
2017-10-06 18:32:55
はりさん>

読者の方をここまで焦らして、良いもんでしょうか。
それで期待を膨らませて、期待外れだったら袋叩きですね。
Sガレは本当に危ないところです。
あれだけ整備されたので、かえって皆さん勘違いして休んでしまいますね。
昔の歩きづらいトラバースの方が、危機感があって良いと思いました。
多分、整備されたスタッフの思いは、上り下りがスムースに、足早に抜けられるように
そういう思いだと思います。
コメントありがとうございます。
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岳沢パノラマ ()
2017-10-06 19:14:37
錫杖師匠>

岳沢も標高を上げるにつれて良い色になってきましたね。
今日FBで見ましたが、あのハシゴのところはまさに錦秋の色づきでした。
岳沢からは焼岳、乗鞍が一直線に見えるんですね。
それにしてもD800EとSIGMA 12-24 Artで2.15Kg、これを軽々と肩から、首からブラ下げてあの長いハシゴを登るとは
やっぱり飯縄権現の天狗様ですね。
今朝見て思ったのは「明るい」こと
よほど抜けが良いんでしょうね。

涸沢に戻りますが
やはりあの本谷、良いですよね。
私もあのカールを歩いてみたいと思います。Classicコースがあるんでしょうか
それにしても穂高を這いずりまわってますね。
A沢のコルって長谷川ピークの先ですよね。
どんだけハイマツを漕いだんでしょう。
でもしっかり記録は付けられていたんですね。これは一大財産ですね。
そこから涸沢に出るということは、北穂の東陵を踏破したということですね・・
ムチャクチャですね
そしてビバークではなく、脳内麻痺で上高地ですか
想像を絶する山行ですね。
その山の恩師とはずっと語らいながら歩くのでしょうね
羨ましいような、近づきたくないような
禁断の池あそび
まぁかなりな体力がないとムリですね。
ヤマプラで地図を追うだけでも、クラクラしてきました。
山の神の気まぐれか、芸術か
涸沢バンザイ!意気に感ず!
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