信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

小諸なる古城のほとり

2021年05月27日 | 信州紀行




お早うございます、信です。
昨日は24年ぶりの天体ショーで、皆既月食が見られたようですが、残念ながら関東の我が家からは、雲が厚く覆いかぶさり見ることが出来ませんでした。

一昨日は綺麗に満月が見えていたので残念ですが、見えたのは予報通り東北・北海道だけだったようです。
食事をしながら、パソコンでライブ中継を楽しんでいました。

5/31を期限とする(沖縄を除く)9都道府県の緊急事態宣言ですが、各首長から宣言期間延長の要望が政府に出されています。
東京・首都圏3県、大阪・兵庫・京都、北海道、愛知、福岡、皆同じ流れになっています。

でもワクチン接種の進捗も順調に進んでおり、65歳以下の世代に入った自治体も少なくありません。
早くイギリスのように、数万人を集めてドンチャン騒ぎの実証実験が出来るほどになって欲しいものです。


さて信州小諸に戻りましょう。
「小諸なる古城のほとり 雲白く 遊子悲しむ」
島崎藤村がこの詩を作ったのは、もう少し春浅き頃でしょうか。

小諸城表門にあたる三の門です


1











大手門は今来た駅側にあるようです


2







小諸城
小諸城の起こりは長享元年(1487)に、信濃守護小笠原氏の流れをくむ大井光忠が、現在の大手門北側に築いた鍋蓋城であると言われています。
天文23年(1554)佐久地方を制圧した武田晴信(のちの信玄)が小諸城を拡張整備し、天正19年(1591)に小諸城に入った仙石秀久による大改造を経て、現在の姿の小諸城が出来上がりました。
(懐古園パンフより)



3











ノムラモミジのお迎えです


4













5











二の門から城内に入ります


6










二の丸への上り階段でしょうか


7











東宮駐駕之處
大正12年の貞明皇后と東宮殿下(後の昭和天皇)の行啓記念碑です


8


この皇族行幸が、懐古園を全国的に有名にしたのだとの説明がありました。








少しだけ色づいたモミジ
モミジも種類が多く、秋には素晴らしい紅葉を楽しめそうです


9











北の丸の弓道場。奥の山は浅間山(黒斑山)です


10











これから道場を始めるのか
年配の方が、ぽつねんと座っておられました


11










こちらは紅葉ヶ丘か


12











黒門橋から眺める空堀


13











モミジも多いですが、堀の底に石楠花が見えます


14











さらに天守台へと進みます


15













大きな銀杏


16














     大欅に圧倒されました

     
     17













樹齢は500年!


18














すぐ左手の上に蕎麦屋があります


19













島崎藤村記念館です


20




藤村が小諸で暮らしたのは7年程とのこと 

島崎藤村胸像です 








     
大好きな「椰子の実」の詩


21













これはハマナスでしょうか


22













味わい深い 茅葺の東屋


23













「千曲川旅情のうた」詩碑です


24




藤村碑の案内   



昨日またかくてありけり         
今日もまたかくてありなむ
この命なにを齷齪            
明日をのみ思ひわづらふ

いくたびか栄枯の夢の          
消え残る谷に下りて
河波のいざよふ見れば          
砂まじり水巻き帰る

嗚呼古城なにをか語り          
岸の波なにをか答ふ
過し世を静かに思へ           
百年もきのふのごとし(百年もきのふのごとし)

千曲川柳霞みて             
春浅く水流れたり
たゞひとり岩をめぐりて         
この岸に愁を繋ぐ(この岸に愁を繋ぐ)


25














水の手展望台から


26













千曲川がよく見えました


27




明日は天守台に上がります。


 撮影日: 5月22日
 撮影場所:小諸 懐古園(小諸城址)


それでは皆様、ご機嫌よう。












最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (takayan)
2021-05-27 11:01:49
おはようございます。
小諸城址の石積みが見事ですね。
自然石を加工せずに積み上げた石積みが、
見応えのある風景を見せてくれますね。
大津市の坂本には、戦国時代から城の石積みなどを手がけてきた穴太(あのう)衆と呼ばれる石工集団が居ます。
現在もその技術が継承されていて、多くの城の石積みの改修工事などで活躍しています。
穴太積みも小諸城のこの石垣のように、自然石を巧みに組み合わせて積む工法で、
今日の写真を興味深く拝見しています。
比叡山延暦寺の里坊が並ぶ坂本の街並みは、穴太積みの石積みで有名な所になっています。

この城址は秋には素晴らしい紅葉風景が見られそうですね。
樹齢500年の大欅が、その歴史を物語っているようです。
19番の蕎麦屋さんの風景が良いですね。
古い石段と石積みをうまく取り入れた構図が、
良い雰囲気を見せてくれているのでしょうね。

小諸城址の懐古園の風景を楽しませてもらいました。
次回の天守台の風景も楽しみです。

さて昨日の皆既月食は北海道・東北地方でしか見られなかったようですね。
takayanはテレビのニュースで皆既月食の様子を見ました。

緊急事態宣言が期間延長されるようですね。
何週間延長とかいうよりも、感染者数や医療の逼迫度合いなどを考慮して、
この状況になれば解除という目標設定がある方が良いように思います。
ただ単に期間を伸ばすだけでは、今までと同じ繰り返しのように感じます。
やはり頼みの綱はワクチン接種ですね。
takayanにももうすぐ案内が届くと思いますが、すぐに予約したいと思っています。
国民の過半数が接種を終えれば状況は一変することでしょう。
早くその日が来ることを願うばかりです。
でもこれからは、毎年ワクチン接種を受ける事になるのでしょうかね?

今日は強い雨で、朝から肌寒いくらいの日になっています。
返信する
穴太(あのう)衆 ()
2021-05-28 20:36:23
takayan師匠>

こんばんは。
さすがに歴史ある街ですね。
穴太(あのう)衆という石積みの職人たちがいたのですね
しかも現在も脈々と、その棟梁が代を継がれている。
歴史の表には出て来なくても、そういうしっかりとした職人の技は受け継がれているのですね。
感慨を覚えました。

懐古園は桜が有名で、桜の時期に一度来たことがありましたが、紅葉の時期は来たことがありません。
一度、この豊富なモミジがどんな絶景を見せてくれるのか、またその季節に来てみたいと思いました。

もう間もなくワクチン接種の案内が来ることでしょう。
早く接種を済ませて、この世界的パンデミックの渦から
いち早く脱したいものです。
コメント有難うございます。
返信する

コメントを投稿