STUDIO GREY blog

イラストあります…でも、無料素材ではありません

#22

2003-02-17 16:49:00 | STUDIO GREY Diary
ブレアがおれた。ブッシュと一緒になってイラク攻撃を推進してきたブレアが査察継続に同意を示した。先日のロンドンでの100万人規模の反戦デモが効いたのかもしれないが、とにかく一歩引いた。
フランスは戦争反対のようでありながら明確に反対ということでもなさそうで、戦後処理を考えた時に英米に独占させるのをさけるため、結局は参戦するのではないかという話もある。
ドイツは相変わらず明解に反対。キューバのカストロ、シリアのカダフィに加えてシュレーダーは『何もしないやつ』とブッシュから見下されてしまってる。
(『悪の枢軸』といい、ブッシュはこういう括り方が好きなようで)
そういえば、この前のラムズフェルドに対するフィッシャーの『民主主義はアメリカに教えてもらった・・・云々』という発言は、おもわず「その通り!」と得心しました。あれだけ言ってくれると、痛快でもある。
アメリカは、やはり無理からに押し通ろうとしているようだ。各国の『時期尚早』の声にイラつき、キレかけているようでもある。
先日テレビのニューヨーク市民へのインタビューで、『貿易センタービルを破壊されたことのない国にはわからない』と応える人がいたが、そうであれば『空襲を受けたことのない国、原爆を投下されたことのない国にはわからない』という理屈にもなる。

日本は、まだ各国情勢を見つつ(周囲の顔色を伺いつつ)というところであるが、非常任安保理事国のカメルーンなどに対してODAなどをちらつかせて、アメリカに賛同するように工作しているという噂もある。実質アメリカ盲従・戦争賛成というところか。
ブッシュは自ら『ならず者』になろうとしているのに、そのアメリカについて行くというのは如何なものか。
どちらかといえば、日本はドイツ側についていいんじゃないのか?ブッシュの狂気につき合うのはごめんである。

ところで、日本とドイツが手を組むと世界はまたあの恐怖を思い出すのだろうか?これにイタリアが加わったら?平和のための同盟なら許容されるだろうか?
なんてことを考えている昨今です。

2003. 2. 17 Mon.  小川 篤