今、乙武洋匡氏の新刊『車輪の上』を読み終わった。
その件は次に話すとして、その本の主人公(車椅子障害者のホスト)と初めて自分についたお客さん『アヤちゃん』
とのLINEで映画の話が出てきた。
「お勧めの映画とかある?」
「ベタだけど、『ニュー・シネマ・パラダイス』とか?」
恥ずかしながら、僕はこの映画を観たことは無い。
1988年公開のイタリア映画。
有名な映画音楽は何回も聴いた事がある。
つい最近では村治佳織(クラシックギタリスト)のカバー曲を聴いている。
とても素敵な曲で心を揺さぶる。
この本を読むのを途中で止め、この映画を観てみた。
後からわかった事だが、完全版を観た方が良いと僕は思った。
アマゾンプライムではカット版しかなかった。
しかし、本当に素晴らしい映画であった。
カット版では映写技師のアルフレードとトト少年との友情、映画にたいする情熱を中心に描かれているが、
『エレナ』との恋を中心に展開する完全版を観てみたい気がした。
映画しか娯楽がなかった時代。
当時は映画での中のキスシーンは全てカットされていた。(キリスト教によるもの?)
映画のラストで、歳を取り映画監督になった主人公が、残して置いたそのキスシーンだけのフィルムを繋げて観てみる。
僕は、こんなに美しいものはないと思った。
映画館が次々と閉鎖される現代。
時代は変わって行く。
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