静かにしていると 聞こえてくる
涼しくなった夜に 虫の羽のささやき
こころを なでられつつ 瞳をとじて
もっと その音に 秋の楽しみを じっくりと
味わう・・・ 秋のよろこび
秋に よろこびを 味わう
初めて頂いた研修です。
児童家庭支援センターの新任職員研修 6シリーズの1回目。
テーマは「利用者本位」
正直、とまどい そして だからこそ 緊張しました。
考えてみれば、これまで「利用者本位」は、高齢者・障がい者の事業所が、
ほとんどでした。それを今回は、児童福祉向けで行います。
研修の流れは同じなのですが、内容を児童福祉向けにするという課題を頂きます。
人間の尊厳からの人権と自己実現、そして価値と倫理からの事例をもとに
検証するプログラム。事例も児童福祉向けに改善します。
そして、研修が始まります。
担当しているセンター長が、緊張されているということですが
いつものように 最高のおもてなしと 氣品のある対応をしてくださいます。
「こういうことなんようなあ」と、胸の中でつぶやきます。
こういう管理者がいる事業所って、職員全員の対応がいいんです。そして・・・
相手が、誰だろうと同じ対応をしてくださるんです。
それが、どれだけ講師の氣もちを高めてくれるかを知っているかのようです。
緊張感のなかで 始まります・・・児童福祉向け「利用者本位」
いつものように、福祉従事者の価値観『人間の尊厳』から・・・
これまでの経験談を話しながら、時に児童・保護者支援の事例の話を盛り込みます。
すでに、受講者の皆様の反応が、とてもとても良くて・・・
早い段階で 和多志のエネルギーが全開になります!!
さあ、後半は『人間の尊厳』を実践するワークです。
皆さん、一生懸命取り組んでくださいます。
続いて、価値から始まる職業倫理です。児童福祉の事例をもとに・・・
職業倫理『やらなければならないこと やってはならないこと』を検討していただきます。
とても、とても 意識が高い意見が続々出てきます。
まさに!根拠に基づいた『利用者本位』の実践です。
充実の4時間です。
帰り道・・・ そのよろこびを 味わいます。
「ああ、利用者本位の研修って 児童副分野でも届けられるんや。」
もちろん、それは受講者のエネルギーと講師の私のエネルギーの交互作用。
そして、主催者の熱いエネルギーです。
あと、5回。組織の話から新任職員が出す実績とは・・・
そのあとの4回は、相談援助技術です。
セミナーが 開催できていない分、全力で届けます。
こどもたち、保護者に、利用者に よりよく届くために。
秋の夜・・・
ささやきを聞きながら しずかに そして 充実感で 過ごしています。
ご縁に 感謝です。