タロット+AURA-SOMAサーファーブログ!

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エステティシャンの皆様へ

2010-01-20 09:59:18 | オーラソーマ
連載シナリオ『黒電話』

37 夏祭り(夜)
  人も疎らな夜道
  正樹、博信、泰子、美紀
  歩いて来る。
  後ろから、女性3人組、早足で
  追越して行く。
ギャルA「きゃ!」
ギャルB「怖い」
  ギャル二人組、走って逃げる。
暴走族A「何がこえーだ、ばかやろー」
  暴走族A、ビール瓶をラッパ飲みし、
  蟹股で歩いて来る。
  その後ろに、暴走族5人。
  正樹達4人、振返る。
泰子「ヤダ」
美紀「キャー」
  泰子と美紀、早足で立去る。
博信「やだよ」
  博信、笑って泰子に続く。
  正樹も歩調を速める。
暴走族A「待てコノヤロー」
  暴走族A、一人歩調を速めついて来る。
     × × ×
  正樹、面倒臭いという表情で、
正樹「おい、博信カッタルイべ」
  博信、笑いながら泰子の後ろを
歩いている。
正樹「おい、ヒロ!やっちゃうべ」
  博信、一瞬下を向き,顔を上げる。
  ヤンキー顔に返信。
博信「そんじゃ、ヤルか」
  正樹、振り向きざまに、
  暴走族Aにパンチ。
  暴走族Aの手から、ビール瓶が吹っ飛び
  粉々に割れる。
  暴走族A、尻餅を付き、酔いから醒める。
暴走族A「おい、おーい」
  暴走族B、真先に駆けつける。
  他の4人も駆けつける。
  博信、暴走族Bを前蹴りで吹っ飛ばす。
     × × ×
  6対2の乱闘が始まる。
     × × ×
美紀「キャー、誰か来て」
  野次馬、集まって来る。
     × × ×
  正樹と博信、6対2では流石に苦戦。
  野次馬達、面白そうに唯、見ている。
     × × ×
野次馬A「おーい喧嘩だ喧嘩だ」
  野次馬A,走って行く。
  2歳の女の子・亜由美を肩に抱えた、
  川田和義(20)、走り出す。
和義「喧嘩だ、喧嘩だ」
  和義、天然パーマの長髪なので、
  サーファーカットが似合わない。
  和義、人混みをかき分け、
  最前列に出る。
和義「お!やってるね」
  美紀、和義の横顔を見て、
美紀「あ!川田君」
和義「お!美紀なんでこんなトコに
 居るんだよ」
美紀「何言ってるのよ、正樹がやられてるじ
 ゃない」
和義「へ!正樹」
  和義、目をしょぼしょぼさせる。
和義「今、コンタクトつけてねえから、
 見えねんだ」
美紀「いいから、早く手伝いなさいよ」
和義「お!そうだな、そんじゃ持っててくれ」
  和義、娘を美紀に渡す。
和義「コラ、これでも喰らえ!」
  和義、飛び蹴りで乱闘に突っ込む。
  1人飛ばされ、戦意喪失。
正樹「和義、おまえ今まで何処に居たんだよ」
和義「台風で、船が隣の島で、止まってよ」
博信「おまえら、いいからコレ片付けろ」
和義「ほい、来た」
  和義が暴走族B、正樹が暴走族Aに同時
  にフックを入れる。
  A、B縺れて倒れる。
暴走族A「こりゃダメだ、おい仲間呼んで
 来い」
  暴走族B、すかさず立上がり走り去る。
     × × ×
  3対5に成り、正樹達優勢に転じる。
     × × ×
  暴走族5人、地べたにへばり着いている。
和義「終ったべ」
博信「ああ」
暴走族A「まだ、終ってねえぞ」
  暴走族A,正樹の足にしがみ付く。
     × × ×
暴走族B「こらー~!」
  暴走族、20人位、駆けて来る。
和義「やべえぞ」
  和義、美紀から娘を受け取り、
  ダッシュの体勢。
  正樹、踵を返し、走り出そうとするが、
  暴走族Aが足を離さない。
暴走族A「逃がすもんか」
  暴走族集団、迫って来る。
     × × ×
♪笛の音「ピー、ピピ、ピー」
  自転車に乗った警官二人、走って来る。
  暴走族集団、急に止まったので、将棋倒
  しなる。
  警官一人は、集団へ向かう。
  警官A、正樹の前に来て、
警官A「おまえら何やってんだ!」
泰子「その人は助けてくれたんです」
 そっちが痴漢で、暴走族の仲間です」
警官A「分かった」
  警官A,暴走族Aに向かって
警官A「お前は、其処に居ろ、
 動くじゃないぞ」
  警官A、集団の方へ向かう。
  暴走族集団、立ち上がり、
  蜘蛛の子散らす様に、走り去る。
    × × ×
  正樹、暴走族Aの顔を蹴り上げ、
  美紀と泰子の手を取り、走り去る。
    × × ×
  正樹達3人走って来る。
順「あ!お兄ちゃん」
  正樹、声の方を見る。
  美人(春江)が順の手を引いている。
  春江、髪を下ろし、化粧をして、
  眼鏡を掛けていない。
  春江、正樹に向かって頭を下げる。
  正樹、やっと春江だと気づく。
  正樹、慌てて走りながら頭を下げる。
順「お兄ちゃん」
  順、正樹に手を振る。
  正樹、手を振りながら、春江に見惚れる。
  正樹、躓きそうになる。
  3人、走去る。
コメント
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