連載シナリオ『黒電話』
38 同・夏祭り(数時間後)
数々の花火が夜空に上がる。
× × ×
正樹、博信、和義、亜由美、美紀、泰子。
砂浜に立って花火を見ている。
× × ×
美紀「・・・じゃ大変だね、亜由美ちゃんお
母さんいないで、寂しくない?」
亜由美「霞ちゃん居るから、寂しくないもん」
美紀「カスミちゃん?」
美紀、和義におんぶされた亜由美を見て、
首を傾げる。
和義「俺のお袋」
美紀「ああ、そうなんだ」
和義「何時も、お袋と一緒に居るから」
正樹「お前、一人で来るって言わな
かったけ?」
和義「おお、置いてくるハズだったんだけど
よ、何時も放っぽりぱなしなんだから、
盆休み位、一緒に居てやれって、
お袋に怒られた」
美紀笑う、正樹も釣られて笑う。
和義、苦笑い。
× × ×
博信と泰子、正樹達と少し離れて立って
いる。
泰子「博信君って、喧嘩も出来るのね」
博信「ナンパだけだと思った」
泰子「そう」
博信「ひでえ」
博信と泰子、一瞬見詰め合う。
泰子、直ぐ視線を逸らし夜空を見上げる。
博信、泰子の肩に手を掛けようとするが、
泰子、咳払いして博信の手を払いのける。
38 同・夏祭り(数時間後)
数々の花火が夜空に上がる。
× × ×
正樹、博信、和義、亜由美、美紀、泰子。
砂浜に立って花火を見ている。
× × ×
美紀「・・・じゃ大変だね、亜由美ちゃんお
母さんいないで、寂しくない?」
亜由美「霞ちゃん居るから、寂しくないもん」
美紀「カスミちゃん?」
美紀、和義におんぶされた亜由美を見て、
首を傾げる。
和義「俺のお袋」
美紀「ああ、そうなんだ」
和義「何時も、お袋と一緒に居るから」
正樹「お前、一人で来るって言わな
かったけ?」
和義「おお、置いてくるハズだったんだけど
よ、何時も放っぽりぱなしなんだから、
盆休み位、一緒に居てやれって、
お袋に怒られた」
美紀笑う、正樹も釣られて笑う。
和義、苦笑い。
× × ×
博信と泰子、正樹達と少し離れて立って
いる。
泰子「博信君って、喧嘩も出来るのね」
博信「ナンパだけだと思った」
泰子「そう」
博信「ひでえ」
博信と泰子、一瞬見詰め合う。
泰子、直ぐ視線を逸らし夜空を見上げる。
博信、泰子の肩に手を掛けようとするが、
泰子、咳払いして博信の手を払いのける。