じいちゃんの自動車運転。

僕は大分県の田舎の出身です。

一番近いコンビニに車でも10分は
かかります。
田舎の10分ですから、都会の10分とは
距離が違います。
とてもじゃないですけど、
一般的な人(高齢者)が徒歩や自転車で
行ける距離ではありません。



じいちゃんは80歳の真ん中位の
年齢まで、自動車を運転していまし
た。
しかし、色んな方からの勧めもあり
自動車の運転は辞めました。
その後は

〈webより、イメージです〉
セニアカーでの移動となりました。




自動車で10分以上かかる距離を
セニアカーで移動することは相当に
負担がかかるらしく
どうしても行かなければならない
通院にのみセニアカーを利用してい
ました。(現在はセニアカーも
降りました)



都会とは違って、本当の田舎に住む
高齢者にとって、自動車は命を繋ぐ
移動手段です。
うちのじいちゃんの家の近くに
バスなんて通ってないですから。




田舎に住む高齢者にとって
自動車以外の交通手段が選択肢に
上がってこないという事実があること
を、知っているから
高齢者の自動車運転が全て悪いと
いうのも難しい。








誰も事故の被害には遭いたくない。
高齢者だって、事故は絶対に
起こしたくないのは当たり前。



ただ、高齢者もいつまでも自動車を
運転し続けるわけにはいかない
ですから。
交通機関やセニアカーなどを利用する
というのも自分を、守る手段として。