仕事で、こんなに嬉しいこと。

こんなことが、嬉しいし
自分はこの仕事が凄く好きだと
思う瞬間です。




常連のお客さんが汗をかきながら
歩いてお店にやってきました。
「近所のおじちゃんが自転車の鍵を
排水路に落としてしまって、動けなく
なってしまった。
どうにかしてあげられない？」
とのご相談でした。

僕に出来ることは、２つのどちらか。

排水路から鍵を救出。
か、
鍵を壊して取り付け治すか。



考えても仕方ないから、
「一緒におじちゃんの所にいきますよ」
って事で一緒に炎天下の元で待つ
おじちゃんの元へ。



現場に着いて(歩いて数分)
排水路からの救出は即むり！と判断し
(めちゃくちゃ深い排水路)
おじちゃんに
「鍵を壊してお店で新しいのに
付け替えてもいいですか？」
って事でお店まで運んで修理を。


〈炎天下の元で咲くバラの花〉



自転車屋さんからすると、
鍵の紛失、鍵の壊し作業、鍵の取り
付け作業というのは日常茶飯事。

しかし、お客さんにしてみれば
鍵を排水路に落としたっていうのは
絶望的な状況で藁にもすがりたい
状況だったようです。

なんとか、排水路から鍵を取ろうと
していたところをウチの常連さんが
発見して自転車屋さんなら、なんとか
してくれるはず！と助けを求めに
きたらしい。






おじちゃんは
本当に助かった助かったと
差し入れまで持ってきてくれました。

お店を営業して、修理をする。

普通の事を普通にやっているだけで
とても感謝されることがある。

「自転車屋さん」
という仕事が
僕にとってとてもいい。




それと、今回は営業している中で
すぐにおじちゃんの元へ向かうことが
出来たのはお店に複数のスタッフが
いたからこそ。
一人だけのお店なら、お店を空にして
救出に向かう事は不可能。
(すぐ近所だとしても)

複数でお店をやっているメリットの
大きさをまたも、実感。
複数のスタッフがいることに感謝