日時:2018年8月25(土)~26(日)
メンバー:
25日:nami,、F見、O石、岩ひばり、Mar
26日:nami,、F見、O石
台風で延期になっていた7月例会山行の一つとして廻り目平に行って参りました。
当初の滝谷計画を1か月延期し、計画変更で臨んだ錫杖も悪天のため廻り目に転進しての例会山行となりました。1日目は野猿返し、2日目は南稜神奈川とマルチ訓練に励んだ2日間のレポートです。
8月25日(土)野猿返し
台風一過とならず、ぐずぐずした天候を嫌っての遅めのスタートです。
10:00にキャンプ場手前の駐車場に集合し出発です。
いつも見ている金峰山川西股ではなく東股に入ります。
初めてです。
車道を終点まで入ると分岐がすぐに表れます。
これまたすぐに渡渉となり、その後所々現れるケルンを頼りに10分ほどで取り付き点に着きます。
アプローチが短く実に近いです。
今回5人なのでnami、F見、O石で1、岩ひばり、Marで1の2パーティー構成です。
後からやってきたガイド3人パーティーを先に送り、11:00じっくり離陸。
残置支点は1ピッチ目の取り付き点から少し上がったところにぺツルボルトが一つだけ。全9P中、後にも先にもこれだけでした。
カムを存分に使って支点構築する に よい練習ルートです。
1P目はクラック&フェースの快適な30m程の登攀。O石リード。
終了点は岩を5m程トラバースして少し下がった立木でビレイ。
その後5m程クライムダウンして2P目の取り付き点まで10m程歩きます。
2P目は横襞が特徴的な岩を40m程の登攀。O石リード。
快適だが支点のない壁面が真っ直ぐ伸びる。
所々岩の間に顔を見せる小さな木の根にスリングを巻いたりカムを効かせて進みます。
終了点はピナクル。本ロープと180㎝スリングを巻きつけて支点構築。
3P目は右の岩稜に移って30m程リッジ歩き。4P目も両側切れ落ちたリッジをスタカットで進む。いすれもNamiリード。
5P目は烏帽子左稜線に似た両側切れ落ちた寝気味のリッジを進む。その後15m程の立った岩頭を右に回り込むように登攀しピークで切る。やはり残置は無くスリングとカムでビレイ点構築。
F見リード。ここがこのルートの核心でしょうか。
6P、7P、8Pは登っては降りる数m毎の上り下りの連続。F見、namiで適宜交代しながらリードしてメンバー同士の意志疎通方法を確認します。
この辺り、岩ひばりMarペアは肩絡みでスピーディーにスイスイと進む。先に行っていただきました。
最後9Pは歩きに近いリッジを通過し頂上の立木でビレイして14:30終了。
ゆっくりランチ休憩し、その後、懸垂2回ほどで岩稜の根元に下降。
500m程歩いて取り付き点に戻ってザックを回収、元来た道を戻って15:30終了しました。
登攀3.5時間、歩行併せて4.5時間程のコンパクトながらピッチ数は豊富で、残置視点は無く支点構築しながら登って行く様はアルパインチックな雰囲気を感じさせ、廻り目平らしからぬワイルドでよいコースでした。野猿返し、ありがとうございました。
ここで岩ひばり、marは終了。
残る三人はキャンプ場へ向かい夜の宴へと突入し明日のマルチに挑みます。
8月26日(日)良く晴れた秋晴れのような朝。
やはり残置支点がほとんどなく、支点構築の練習になる易しめのコースをということで屋根岩3峰南稜神奈川に行ってきました。
1ピッチ目F見リード
右側のクラックにカムを丁寧に決めながら進みます。
レモンルートへの分岐点の立木で切って2PをNamiに変わります。
少し手こずりましたが傾斜は緩いが左側が切れ落ちるリスキーなクラック交じりの斜面を進みます。
3P目が核心のスクイズチムニーが現れます。O石リード。
オフウィズスでズリズリ這い上がりリッジに推し出て一安心。
さらに10m程快適な壁を登って立木でピッチを切り終了。
その後F見リードでトラバースしレモンルートと合流するテラスで切って小休止。
F見リードで最後のスラブを登って登攀終了。懸垂3回で取り付き点に戻り終了。テントを撤収して2日間を無事終えることができました。
滝谷→錫杖→廻り目と転々となりましたが、9月に予定している剱岳チンネへ向けて、メンバーの意志疎通を高め、お互いの技量、操作テンポを知るよい訓練になりました。
二日間お疲れ様でした。
メンバー:
25日:nami,、F見、O石、岩ひばり、Mar
26日:nami,、F見、O石
台風で延期になっていた7月例会山行の一つとして廻り目平に行って参りました。
当初の滝谷計画を1か月延期し、計画変更で臨んだ錫杖も悪天のため廻り目に転進しての例会山行となりました。1日目は野猿返し、2日目は南稜神奈川とマルチ訓練に励んだ2日間のレポートです。
8月25日(土)野猿返し
台風一過とならず、ぐずぐずした天候を嫌っての遅めのスタートです。
10:00にキャンプ場手前の駐車場に集合し出発です。
いつも見ている金峰山川西股ではなく東股に入ります。
初めてです。
車道を終点まで入ると分岐がすぐに表れます。
これまたすぐに渡渉となり、その後所々現れるケルンを頼りに10分ほどで取り付き点に着きます。
アプローチが短く実に近いです。
今回5人なのでnami、F見、O石で1、岩ひばり、Marで1の2パーティー構成です。
後からやってきたガイド3人パーティーを先に送り、11:00じっくり離陸。
残置支点は1ピッチ目の取り付き点から少し上がったところにぺツルボルトが一つだけ。全9P中、後にも先にもこれだけでした。
カムを存分に使って支点構築する に よい練習ルートです。
1P目はクラック&フェースの快適な30m程の登攀。O石リード。
終了点は岩を5m程トラバースして少し下がった立木でビレイ。
その後5m程クライムダウンして2P目の取り付き点まで10m程歩きます。
2P目は横襞が特徴的な岩を40m程の登攀。O石リード。
快適だが支点のない壁面が真っ直ぐ伸びる。
所々岩の間に顔を見せる小さな木の根にスリングを巻いたりカムを効かせて進みます。
終了点はピナクル。本ロープと180㎝スリングを巻きつけて支点構築。
3P目は右の岩稜に移って30m程リッジ歩き。4P目も両側切れ落ちたリッジをスタカットで進む。いすれもNamiリード。
5P目は烏帽子左稜線に似た両側切れ落ちた寝気味のリッジを進む。その後15m程の立った岩頭を右に回り込むように登攀しピークで切る。やはり残置は無くスリングとカムでビレイ点構築。
F見リード。ここがこのルートの核心でしょうか。
6P、7P、8Pは登っては降りる数m毎の上り下りの連続。F見、namiで適宜交代しながらリードしてメンバー同士の意志疎通方法を確認します。
この辺り、岩ひばりMarペアは肩絡みでスピーディーにスイスイと進む。先に行っていただきました。
最後9Pは歩きに近いリッジを通過し頂上の立木でビレイして14:30終了。
ゆっくりランチ休憩し、その後、懸垂2回ほどで岩稜の根元に下降。
500m程歩いて取り付き点に戻ってザックを回収、元来た道を戻って15:30終了しました。
登攀3.5時間、歩行併せて4.5時間程のコンパクトながらピッチ数は豊富で、残置視点は無く支点構築しながら登って行く様はアルパインチックな雰囲気を感じさせ、廻り目平らしからぬワイルドでよいコースでした。野猿返し、ありがとうございました。
ここで岩ひばり、marは終了。
残る三人はキャンプ場へ向かい夜の宴へと突入し明日のマルチに挑みます。
8月26日(日)良く晴れた秋晴れのような朝。
やはり残置支点がほとんどなく、支点構築の練習になる易しめのコースをということで屋根岩3峰南稜神奈川に行ってきました。
1ピッチ目F見リード
右側のクラックにカムを丁寧に決めながら進みます。
レモンルートへの分岐点の立木で切って2PをNamiに変わります。
少し手こずりましたが傾斜は緩いが左側が切れ落ちるリスキーなクラック交じりの斜面を進みます。
3P目が核心のスクイズチムニーが現れます。O石リード。
オフウィズスでズリズリ這い上がりリッジに推し出て一安心。
さらに10m程快適な壁を登って立木でピッチを切り終了。
その後F見リードでトラバースしレモンルートと合流するテラスで切って小休止。
F見リードで最後のスラブを登って登攀終了。懸垂3回で取り付き点に戻り終了。テントを撤収して2日間を無事終えることができました。
滝谷→錫杖→廻り目と転々となりましたが、9月に予定している剱岳チンネへ向けて、メンバーの意志疎通を高め、お互いの技量、操作テンポを知るよい訓練になりました。
二日間お疲れ様でした。
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