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錦秋カナトコルート

2016年10月28日 | クライミング
瑞牆 十一面左岩壁 
錦秋カナトコルート
 
日時:2016年10月23日
メンバー:U山 岩ひばり

行動時間: 8:30植樹祭駐車場-10:00カナトコ取り付き-10:30登攀開始
-14:30カナトコ頂上-15:30取り付き-17:00駐車場
 
秋になったら、このマルチに行こう!瑞牆で一番、簡単なマルチと言われていますが、クラック、スラブ、チムニーと変化に飛んだ面白いルートでした。


<1P目終了点>

<アプローチ>
十一面末端壁からガレ沢を登り、巨岩壁を右から回り込んで、ケルンの目印から樹林帯に入る。フィックスロープを抜け、奥壁の分岐から、左上に踏み跡をたどると開けた取り付きに到着。一番奥の顕著な逆くの字のフレーク下が、カナトコルートの取り付きになる。何と誰もいない、ラッキー!!ゆっくり準備してスタート。
 
1P 5.8(30m)岩ひばり
逆くの字のフレークにカムを決め、乗っこすように立ち上がる。途中、立ち木でも支点を取り、浅目のクラックからスラブを登って、その先にボルトの終了点がある。


<1P目>

2P 5.10a(25m) U山
このルートの核心!ほとんど直上のライン、浅いフレアしたクラックに小さなカムを2つ取り、出だしが厳しい。何とか超えて、クラックが閉じた中間部には、ボルトが2つある。花崗岩のスラブに慣れていないと怖い~。その先は、宴会テラスに出て終了。
 
3・4P Ⅲ(50m)岩ひばり・U山
テラスを左に進み、2つ岩を超える。歩きとは言え、念のため岩の手前は、支点を取る。その先は、樹林帯を直上、ロープが重くて、先に進めない。いったん途中で切って、踏み跡を直上、左上の岩を一段、登ってテラスに出る。
 
5P 5.8(25m)岩ひばり
目の前に良く見ると、短いダブルクラック。右のクラックにカムをきめ、右上のテラスへ。ど~んと、コーナークラックからフレークのバンドが続いている。ここを登る?短いとは言え、苦手なオフィドゥス。キャメの3番をずらしながら、思いっきりA0で登る。その先は、バンドを右に進み、最後は、短いスラブを上がって、テラスで終了。

*二段目のクラックは多分ルートを外してますね・・・(U山)


<多分ルートをはずした5P目>

6P 5.8(15m)U山
行き止まりのコーナーから直上するチムニーを登る。中間から右にラインを取り、ほとんどハイハイしながら、身体がやっと通るトンネルを抜け終了。
 
7P 5.7(10m)岩ひばり
最終ピッチ、手の届くところにリングボルト、その先に横に走ったクラックがあり、念のため、カムを取って、右のカンテを使い念願のカナトコ岩の頂上へ…。360度、眼下に広がる紅葉は、名前の通りだった。がっちり握手して終了!!
 
<カナトコ岩頂上へ>
 


















<カナトコ岩 頂上>

<下降>
カナトコ岩の頂上から、4回懸垂して、取り付きに戻る。頂上から、7P目 右下の岩にリングの下降点が見える。その先、短い懸垂をして樹林帯へ降り立つ。10m位 左の山族黄昏ルートへ歩いて進むと、立ち木に下降点がある。そこから真下の宴会テラスに降り、立ち木の下降点から、一気に取り付きに戻ることができた。各懸垂点には、古スリング+カラビナがセットされていた。
 

<下降>

(装備)
50mシングルロープ1本、バックアップ用50mダブルロープ1本、カム キャメ0.3~4番2セット、スリング・ヌンチャク10本位 
 




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