野猿の岩場の氷
日時:2011年 2月25日
参加メンバー:諏訪原人、ホリ、namisan、U山、ホリさんのいとこ(元SAC会員)
この冬は久々の冷え込みで氷の当り年かなと思っていたら、2月に入ると急に春めいてきて、このまま例年並みのシーズン終了時期を迎えそうな予感がする。
そんなわけで、せめてもう一回ぐらいはと、(多分)今シーズン最後となるであろう山麓アイスを、駒ヶ根の野猿の岩場の氷で楽しんでまいりました。
出発前の週、あまりに陽気がいい日が続いて氷の様子が気になったので、出発前日に原人さんにお願いして駒ヶ根在住の伝説のクライマー井上 進さんに様子を聞いてもらったら「保証はしないけど、氷はまだあるんじゃないか」と宣わったそうな。
じゃあ行ってみるかということで、当日、発電所前の駐車スペースに合流したまではよかったが、皆、誰かがロープを持ってくるものと勝手に思い込んでいて5人でロープが一本しかない。
弱ったねということで、昨日に引き続いて原人さんから井上さんにTELを入れてもらい、菅の台の”山の店”までロープを借りに行ってようやく出発となったのであった。
遠目に見るC沢、D沢には氷があって、あーよかったと思ったのもつかの間、河原に下りてよくよく見てみれば半分ぐらいがデブリに埋まっていてすっかりシーズンオフの様相。
でも、贅沢を言わなければ十分遊べるし、幸いにして、この日ゲレンデには我々1パーティーのみ。
午前中はC沢F1とD沢で、午後はC沢 F2で、周りに気兼ねをすることなく存分に氷を楽しみました。
← 河原からC沢を望む
← C沢 F1 の諏訪原人さん クライムダウンやトラバースも交えて、この日一番意欲的だった
← この二人すぐご近所に住む従兄弟同士だそうで・・・一族に攀じり系の血筋が入っているようですね
← F2 真ん中は状態良好だが、両脇はいまいち。
← 原人さんは前回の教訓からゴム長でアプローチして大正解。右の3名は往路の渡渉にて完全水没。俺は最後尾にいたお陰で下の堰堤からのアプローチを教えてもらって事なきを得た。次回はこの教訓を忘れずに。
帰りは、”山の店”によって、井上さんにロープ返却とお礼を一言。伝説のクライマーからロープを借用したことは、俺のようなオールドクライミング愛好家にとっては、大げさに言えば一生の思い出になるかもしれない・・・と、まあ、それはさておき、借りたロープのお陰で今日一日存分に楽しめたわけで、これも諏訪山の先輩方と井上さんのつながりがあったればこそのこと。この場を借りて感謝!です。
追記: 夏には気がつかなかったが、菅の台からは、甲斐駒から塩見(赤石辺り?)までの南アルプスが一望の下に見渡せる絶景が得られます。南アルプスは一山一山の山体が大きいので見応えがありますね。積雪期は雪の白さがそれを際立たせるので、夏にはあまり感じなかった強い印象を受けたのだと思います。
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