諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

キナバル山

2011年02月21日 | 海外
キナバル山(マレーシア)山行  
A岡&岩ひばり

 
 
 サウスコル付近から見た日の出

東南アジア ボルネオ島は、北部はマレーシア、南部はインドネシアに分かれ、キナバル山は、マレーシア北部に位置する標高4095mの山です。
 サバ州の首都コタキナバルから、車で2時間、キナバル国立公園内にあり、1日の入山者が決められているため、山頂を目指すためには、必ずガイドを付け、事前の予約が必要となります。
そんな山に行こう~!とA岡さんと話し始めたのは8月末、航空券・入山手続き完了が10月と、なかなかエキサイティングな半年でした。
行ってみようかなと思う方は、是非、ご相談ください。

*タイムスケジュール

2011年2月7日(月)~14日(月)

2/7   0:30 羽田発 
 8  6:55 シンガポール着 17:00 コタキナバル着 
 9  9:20 キナバル公園(1563m)発 15:20 ラバンラタ小屋(3272m)着
 10  3:00 小屋発 5:00 頂上(4095m) 12:30 キナバル公園着
 11    サピ島キャンプ
 12    サピ島キャンプ
 13 12:00 コタキナバル発 14:10 シンガポール着
 14  5:00 羽田着

*費用
 <出発前に支払う金額>
 ・航空券…約6万円
 ・個人予約の場合HPから、ステラサンクチュアリーロッジに入山の申し込みを行う。
  パック料金1泊2日…約2万円
  (宿泊、昼食2回、夕飯、朝食、入山料、ガイド料、バス代)
ホームページ上にはもっと大きなツアーしか表示されていないので、ページに記載のメールアドレスに別途申し込みます。すると、上記のようなご飯と小屋だけのパックが買えます。クレジットカード情報をFAXしたりとそれなりに面倒ですけれど。もっと細かく精査すればご飯代は削れる部分があります。A岡追記
 <現地で必要な金額>
 ・山行前後の宿泊費、交通費、食費等
  コタキナバル~キナバル公園往復タクシー 約1500円
  バックパッカーズ ドミトリー 1泊 約600円
  町の食堂 1食 約200円




標高約3500mまでは、熱帯ジャングルの植生で、食虫植物や蘭、変わったリスなど、登山道は、野性味たっぷり。ガイド氏と岩ひばりさんは熱帯の植物について熱い議論を交わしていましたがA岡にはまったくわかりませんでした。ラテン名って万国共通なんですね・・・。





ラバンラタ小屋から頂上までは、花崗岩の岩場ですが、しっかりロープが付いていて、道に迷うことはありません。ただ、天気が悪ければ、頂上アタックは、容赦なく中止だそうです。この時は、南十字星も見える無風・快晴でした、ラッキ~peace

花崗岩の山塊、見事なスラブでした。一部にクラックが走っており、あんなとこ登ったら楽しいだろうに・・・と思っていたら、ヴィアフェラータのルートになっていました。


ちなみに頂上に着いたのは、夜明け前の5:00、て事で、何も見えません。でも、コタキナバルの夜景が綺麗でした。さすがに寒く、そうそうに下山です。山頂の気温は3℃でした。勢いよく登っている最中はTシャツにウィンドブレーカーでOKですが、下りはそれでは寒かったです。
登山道は非常によく整備されていて階段が多く、下りで膝をかばって降りたら翌日からひどい筋肉痛に襲われました。同じ日に下山し、偶然同じ安宿に泊まったフィンランドの人も眉間にしわを寄せて宿の階段を降りてました。岩ひばりさんは平気のようでしたが。



この時期、ボルネオ島は雨季にあたります。毎日、どこかの時間で雨が降るのですが、登山中は、まったく雨にあいませんでした。
富士山を超えたい方にお勧め山行です。fuji
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コタキナバルの街は散歩好きなら歩ける広さで、空港でもらう地図一枚でオリエンテーションは充分です。市内にも観光案内所があるため、キナバル公園行きミニバス・タクシー乗り場もそこで聞けばすぐにわかります。イスラム色もあるはずですが、スーパーで普通にお酒も買えました。意外にも、灯油を手に入れるのに苦労しました。市内のガソリンスタンド4軒回って1軒でしか見つかりませんでした。しかも売り切れ。タンザニアでもすぐに見つかったのに。こちらだと船の燃料にしか使わないのだとか。銀行はあちこちにあり、いずれもATMを完備しているため、海外で使えるキャッシュカードがあれば両替には困りません。ご飯を食べる場所は多数、やはり中華系が安くておいしいです。簡単な中国語が出来ると便利かもしれません。




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2 コメント

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Unknown (U山)
2011-02-23 21:00:56
なんかあっさりときれいにまとまりすぎてどこかの登山ツアーの広告みたいだぞ。続編を作ってもっと臨場感のある生々しい記事をアップしてくれ。
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Unknown (A岡)
2011-03-03 23:21:00
生々しくは無いと思いますが、ちょっと情報を加えました
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