梅雨の最中とあり、お天気はぱっとしませんでしたが、たくさんの花々が迎えてくれました。
長野県から遠く普段縁のない東北の山に行くと、2000mに満たない山でも手軽に美しい高山植物を見ることができ、登攀要素は無いものの、新鮮な感動を得ることができました。
秋田駒 6月29日 天気:曇り・ガス
JR田沢湖駅から秋田駒八合目1300mまでバス利用、車利用の場合はスキー場付近の駐車場を利用することになります。
八合目のバス停にはきれいな待合所(八合目小屋)とトイレがあります。
<八合目> <田沢湖> <男女岳にて>
ここからよく踏まれた登山道を利用、周回コースを反時計回りに歩きました。
右手に田沢湖を望みながら緩く登ってゆくと、男女岳と男岳間の草原に出て、木道の際まで沢山の花が咲いていました。
男岳・男女岳を往復しましたが、チングルマ・ミヤマキンバイ・ミヤマダイコンソウの群落が広がり、初めて見るヒナザクラ・エゾツツジ・ムシトリスミレなどもあって、展望はありませんでしたが花を堪能しました。
ハクサンチドリ マイヅルソウ チングルマ ミヤマキンバイ
ヒナザクラ エゾツツジ ムシトリスミレ
下山は焼森のピークを経て八合目まで戻りました。
早池峰山 7月6日 天気:曇り時々晴れ
JR盛岡駅前から1日1便のバスに乗り、早池峰山登山口の大駐車場まで2時間弱、そこからクルマ利用の人達とシャトルバスに乗り、小田越1250mまで行くことができました。
バス停には大勢の人がおり、携帯トイレの販売もあり、早池峰の人気の高さを感じます。
しばらく樹林を行くと森林限界、その後は鮮やかな紫のミヤマオダマキが咲き乱れ、お約束のハヤチネウスユキソウもたくさん咲いていました。
ミヤマオダマキ ハヤチネウスユキソウ ミヤマアズマギク ミヤマシオガマ
登山道はよく踏まれていますが、穏やかな山名イメージとは異なり、蓼科山イメージの岩ゴロの登山道で、傾斜は緩いが10メートルほどの鉄梯子が2段あり、アルペン的な山でもあります。
稜線に出ると穏やかなハイマツの山稜で、こちらもいろいろな花が咲いていましたが、秋田と岩手の地域差か、秋田駒とは咲いている花が大分異なりました。
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