2020年8月29日~9月1日 参加者:S原・M野(チーム84)
コロナ禍を考え、今夏はリスクの大きな登攀系の山行を避け、久々にテント縦走に出かけました。同行者はS原の古い山仲間のM野氏です。
<北穂から大キレットへ>
コロナのおかげか、河童橋付近は閑散としていた。
初日 晴れ後雨 上高地から北穂南稜テント場
上高地から涸沢まで明神や屏風岩が良く見える好天の中順調に歩いたが、昼前から雲が出てきた。涸沢で今にも降りそうな空を見上げ、何とか降らないうちに…と南稜のテント場を目指したのが間違いのもと。SCW予報の通り、天場まで1時間くらいのところで大粒の雨が降りだし、濡れ濡れでテントを張ることになってしまった。
今回は連日、午前中は好天だが昼頃から雨、のパターンだった。
二日目 晴れ後雨 北穂から大キレットを渡り槍まで
お盆過ぎのおかげか、北穂~南岳間は人も少なく単独行者と4~5人とすれ違ったのみ。
北穂からの下りは、一般縦走路にしては非常に悪い。急傾斜の上に鎖や梯子の設置が少なく、石も浮いていて神経を使う。印象としては、南岳から北穂に向かった方が危険度は少ないかもしれない。(ここはヘルメットは必携です)
槍の肩まで行ったところで雨が降り始め、昨日の反省から濡れる前にさっさと設営、ゆっくりすることとした。雷も派手に鳴るなど、早めの判断は良かった。
三日目 晴れのち雨 槍から笠手前まで
早朝で涼しく平和な西鎌尾根の稜線を行くが、これがなかなか遠い。眺めが良くのんびり歩いたせいもあるが、ガイド本のコースタイムでは歩けなかった。途中、硫黄尾根下の谷から水蒸気が勢いよく立ち上るのを見た。これは下山後、信濃毎日新聞にも出ていたが、珍しい現象だったようだ。このコースは山登りを始めた頃(40年くらい?前)に歩いたが、ただただ暑かったことを覚えているのみ。
笠の小屋付近は今年は水が無いとの情報*で双六小屋で水をくみ、笠を目指す。ずっしりと重くなったザックにをかつぎ尾根道を辿るが、今日も昼過ぎ、抜戸岳手前で雨が降り出し、丁度良いスペースがあったので、そこまでとした。
四日目 晴れのち曇り 笠から新穂高へ下山
朝は気持ちよく晴れる。誰もいない稜線を辿り、大展望の笠ヶ岳へ。近くは槍穂、遠くは剣立山まで、360度の展望を楽しみ、笠新道から下山した。
*秩父平・笠のテント場の水場はどちらも涸れていました
*********
S原も同行のM野氏も、なぜか大キレットと笠に行っておらず、今回、長年の宿題をこなすことができ、また、テント泊り装備で4日間、しっかり歩けたことは収穫だった。
コロナ禍を考え、今夏はリスクの大きな登攀系の山行を避け、久々にテント縦走に出かけました。同行者はS原の古い山仲間のM野氏です。
<北穂から大キレットへ>
コロナのおかげか、河童橋付近は閑散としていた。
初日 晴れ後雨 上高地から北穂南稜テント場
上高地から涸沢まで明神や屏風岩が良く見える好天の中順調に歩いたが、昼前から雲が出てきた。涸沢で今にも降りそうな空を見上げ、何とか降らないうちに…と南稜のテント場を目指したのが間違いのもと。SCW予報の通り、天場まで1時間くらいのところで大粒の雨が降りだし、濡れ濡れでテントを張ることになってしまった。
今回は連日、午前中は好天だが昼頃から雨、のパターンだった。
二日目 晴れ後雨 北穂から大キレットを渡り槍まで
お盆過ぎのおかげか、北穂~南岳間は人も少なく単独行者と4~5人とすれ違ったのみ。
北穂からの下りは、一般縦走路にしては非常に悪い。急傾斜の上に鎖や梯子の設置が少なく、石も浮いていて神経を使う。印象としては、南岳から北穂に向かった方が危険度は少ないかもしれない。(ここはヘルメットは必携です)
槍の肩まで行ったところで雨が降り始め、昨日の反省から濡れる前にさっさと設営、ゆっくりすることとした。雷も派手に鳴るなど、早めの判断は良かった。
三日目 晴れのち雨 槍から笠手前まで
早朝で涼しく平和な西鎌尾根の稜線を行くが、これがなかなか遠い。眺めが良くのんびり歩いたせいもあるが、ガイド本のコースタイムでは歩けなかった。途中、硫黄尾根下の谷から水蒸気が勢いよく立ち上るのを見た。これは下山後、信濃毎日新聞にも出ていたが、珍しい現象だったようだ。このコースは山登りを始めた頃(40年くらい?前)に歩いたが、ただただ暑かったことを覚えているのみ。
笠の小屋付近は今年は水が無いとの情報*で双六小屋で水をくみ、笠を目指す。ずっしりと重くなったザックにをかつぎ尾根道を辿るが、今日も昼過ぎ、抜戸岳手前で雨が降り出し、丁度良いスペースがあったので、そこまでとした。
四日目 晴れのち曇り 笠から新穂高へ下山
朝は気持ちよく晴れる。誰もいない稜線を辿り、大展望の笠ヶ岳へ。近くは槍穂、遠くは剣立山まで、360度の展望を楽しみ、笠新道から下山した。
*秩父平・笠のテント場の水場はどちらも涸れていました
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S原も同行のM野氏も、なぜか大キレットと笠に行っておらず、今回、長年の宿題をこなすことができ、また、テント泊り装備で4日間、しっかり歩けたことは収穫だった。
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