6/15 笛吹川 ヌク沢左俣右沢
メンバー:岩ひばり、I間、I原
梅雨の合間の好天に恵まれ、西沢渓谷のヌク沢を遡行してきました。
核心の3段大滝中段
西沢渓谷の駐車場から、20分ほどの林道歩きでヌク沢橋。ここで装備を整えて、最初の堰堤を超えたところが入渓点。(7時過ぎ)
この日の水量は結構多目。近丸新道交差から入渓して、時間短縮を図る方も多いようです。でも、そこまでの区間もナメが多く、なかなか綺麗でもったいないと感じました。ただ、手を使って登るような滝が少なく、見方によっては退屈かも。
近丸新道の交差直後に2つ目の堰堤、ここから二俣直後まで、5つの堰堤が立て続けに。堰堤はマイナス点としても、沢床が広がり、陽も差し込んで、沢日和を感じさせる気持ちよい区間でした。
二俣を過ぎると沢幅は再び狭まります。連続するナメ滝を軽快に遡行。奥の二俣を過ぎたあたりから、倒木がちょっと目立ちましたが、先月のような雪渓&倒木だらけといった厄介な区間はこの日はなし。ナメ滝連瀑帯の終わりに8m、10m滝が続き、いずれも小さく巻く。
その先を左に曲がると3段大滝の1本目、100m滝がいよいよお目見え。ここまでの遡行時間も大体予想通りで順調順調。大滝登攀に備えて一休みです。
最初の100m滝は階段状の右壁をフリーで登り、落ち口で右岸へ。登り切ると2つ目の80m滝。思わず「お~」と声が出る景観は、ガイドブック通り。
右壁から取り付き、途中のテラスから左トラバース、ハーケンを1本打って水流突破~右岸の立木で1ピッチ終了。
2ピッチ目、左壁の水流際を狙って近づいてみるも、水流の多さと視力不安(序盤にコンタクトを片方落として・・・)もあって無理せずで。左の灌木帯でランニングを取りながら登り、短い3ピッチ目も、左壁直上~落ち口で水流に戻って80m滝を突破。
3段目の50m滝は、左壁直上で1ピッチ。落ち口手前で左岸に渡り、傾斜の緩んだ草付きを登って終了。大きな遅れもなく、無事に下山の目処が付いたことで一安心。
大滝の上は、最後のナメ滝歩きを楽しんでから、水流を外れて右岸の詰めへ。はっきりした踏み跡、藪こぎもほとんどなし、小一時間で登山道へ合流。
最後はキツ目の下りを2時間弱、駐車場に戻ったのは、17時を過ぎていました。沢は綺麗でしたし、大滝の登攀も楽しめて満足。
長い一日、お二人ともお疲れ様でした
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます