初冬の西穂
11月26日~27日 参加者:S原、U山、nami、M野(チーム84)
11月例会山行兼冬山偵察で西穂へ行ってきました。今回はS原の古い友人のM野が同行。
26日 晴れ
茅野6:20→岡谷IC7:00→新穂高温泉8:45/9:30ロープウェイ-西穂高口10:00/15-西穂山荘11:30-独標手前13:30
新穂高温泉無料駐車場はガラガラで、人気のない道をロープウェイ駅へ向かう。ロープウェイも空いており、さすがはシーズンオフ。快晴の中、ロープウェイで一気に高度を上げるが、西穂が見事に見える。どうやら今回のメンバーは晴れの組み合わせらしい。
<西穂口から歩き出す>
西穂口付近は積雪30センチ程、西穂山荘への登山道にはしっかりトレースがついている。
樹林帯の道を行き、小屋の屋根が見えてもなかなか着かないのはいつものこと。
<西穂を望む>
西穂山荘は夏の賑わいとは違い、ひっそりと冬支度が済んでいた。
<西穂山荘>
丸山への道の途中から森林限界を越え、冷たい西風の尾根を行く。稜線は雪が飛ばされて夏道が出ており、雪があってもトレースがしっかりついている。登るにつれ、行く手の独標はじめ周囲の山々が青空の中に白く輝き、久々の雪山に気分がハイになる。
<独標下に設営>
独標手前の少し平らな尾根の上を整地して4・5人用テントを設営。少し風当たりはあるが、これ以上上に行っても雪が少ないので適地は無いと思われた。夕日が白山方面に沈む頃、山々がピンク色に染まり美しい。
<夕映えの独標と奥穂方面>
この日はキノコ鍋と充実のアルコール類を楽しんだ。(飲みすぎた…)
26日 高曇り
独標手前6:40-独標7:00-西穂8:30/40-赤石岳手前9:40-西穂10:20-独標手前幕場12:00/50-西穂口14:35/45ロ-プウェイ→新保高温泉15:15/40→岡谷17:20→茅野17:45
少し寝坊し、出発が遅れる。昨日の快晴ほどではないが、高曇りで行動には支障が無い天候。西風が冷たい中、独標へ向かう。しばらく登ると独標、ここからアップダウンの岩尾根となり、下りは雪が安定していないので気を使う。雪は風当たりの強いところは地面が出ているが、吹き溜まりではヒザ程まで。
<西穂への道>
ピーク4付近で前日のトレースが無くなり、夏道のマーキングを拾いつつラッセルを交えながら登る。雪面に何かの足跡が沢山あるな、と思っていたら、岩陰から真っ白に衣替えした雷鳥が飛び出す。(驚かせてしまったらしい)
<西穂にて>
最後のいやらしい雪交じりの岩の斜面を慎重に登ると西穂頂上で、奥穂への展望が開ける。ここで若干休み、先を目指す。
<西穂から奥穂方面>
やせた雪尾根を辿るとギャップに出、岩にスリングをかけて懸垂20m。
小ピークを越え、岩尾根を飛騨側をからみながら行くと次の懸垂点へ。ここではハイマツを掘り出して懸垂20m。
<懸垂20m>
ここでタイムリミットとなり、行く手の岳沢側へのルンゼの鎖場を確認して偵察終了・引き返す事とする。
といっても、さっき懸垂したところは当然傾斜のある登り返しで、時間を要す。
西穂へ登りかえし、来た道を戻るが、西穂直下の下りはいやらしい斜面で緊張させられる。ここはさっさとロープを出して懸垂した方が良かったかも。
その後の独標までの下りも決してやさしくなく、アイゼンを軋ませクライムダウンする箇所が多く、時間を要す。
<幕場付近>
独標下の幕場に戻りテントをたたみ、下山。天気はあいかわらず高曇りだが、徐々に雲が厚くなってきたように思えた。
幕場から下は悪いところは無く順調に下り、3時前のロープウェイに乗る事ができた。
11月26日~27日 参加者:S原、U山、nami、M野(チーム84)
11月例会山行兼冬山偵察で西穂へ行ってきました。今回はS原の古い友人のM野が同行。
26日 晴れ
茅野6:20→岡谷IC7:00→新穂高温泉8:45/9:30ロープウェイ-西穂高口10:00/15-西穂山荘11:30-独標手前13:30
新穂高温泉無料駐車場はガラガラで、人気のない道をロープウェイ駅へ向かう。ロープウェイも空いており、さすがはシーズンオフ。快晴の中、ロープウェイで一気に高度を上げるが、西穂が見事に見える。どうやら今回のメンバーは晴れの組み合わせらしい。
<西穂口から歩き出す>
西穂口付近は積雪30センチ程、西穂山荘への登山道にはしっかりトレースがついている。
樹林帯の道を行き、小屋の屋根が見えてもなかなか着かないのはいつものこと。
<西穂を望む>
西穂山荘は夏の賑わいとは違い、ひっそりと冬支度が済んでいた。
<西穂山荘>
丸山への道の途中から森林限界を越え、冷たい西風の尾根を行く。稜線は雪が飛ばされて夏道が出ており、雪があってもトレースがしっかりついている。登るにつれ、行く手の独標はじめ周囲の山々が青空の中に白く輝き、久々の雪山に気分がハイになる。
<独標下に設営>
独標手前の少し平らな尾根の上を整地して4・5人用テントを設営。少し風当たりはあるが、これ以上上に行っても雪が少ないので適地は無いと思われた。夕日が白山方面に沈む頃、山々がピンク色に染まり美しい。
<夕映えの独標と奥穂方面>
この日はキノコ鍋と充実のアルコール類を楽しんだ。(飲みすぎた…)
26日 高曇り
独標手前6:40-独標7:00-西穂8:30/40-赤石岳手前9:40-西穂10:20-独標手前幕場12:00/50-西穂口14:35/45ロ-プウェイ→新保高温泉15:15/40→岡谷17:20→茅野17:45
少し寝坊し、出発が遅れる。昨日の快晴ほどではないが、高曇りで行動には支障が無い天候。西風が冷たい中、独標へ向かう。しばらく登ると独標、ここからアップダウンの岩尾根となり、下りは雪が安定していないので気を使う。雪は風当たりの強いところは地面が出ているが、吹き溜まりではヒザ程まで。
<西穂への道>
ピーク4付近で前日のトレースが無くなり、夏道のマーキングを拾いつつラッセルを交えながら登る。雪面に何かの足跡が沢山あるな、と思っていたら、岩陰から真っ白に衣替えした雷鳥が飛び出す。(驚かせてしまったらしい)
<西穂にて>
最後のいやらしい雪交じりの岩の斜面を慎重に登ると西穂頂上で、奥穂への展望が開ける。ここで若干休み、先を目指す。
<西穂から奥穂方面>
やせた雪尾根を辿るとギャップに出、岩にスリングをかけて懸垂20m。
小ピークを越え、岩尾根を飛騨側をからみながら行くと次の懸垂点へ。ここではハイマツを掘り出して懸垂20m。
<懸垂20m>
ここでタイムリミットとなり、行く手の岳沢側へのルンゼの鎖場を確認して偵察終了・引き返す事とする。
といっても、さっき懸垂したところは当然傾斜のある登り返しで、時間を要す。
西穂へ登りかえし、来た道を戻るが、西穂直下の下りはいやらしい斜面で緊張させられる。ここはさっさとロープを出して懸垂した方が良かったかも。
その後の独標までの下りも決してやさしくなく、アイゼンを軋ませクライムダウンする箇所が多く、時間を要す。
<幕場付近>
独標下の幕場に戻りテントをたたみ、下山。天気はあいかわらず高曇りだが、徐々に雲が厚くなってきたように思えた。
幕場から下は悪いところは無く順調に下り、3時前のロープウェイに乗る事ができた。