諏訪山岳会公式ブログ

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湯檜曽川 白毛門沢

2014年07月12日 | 沢登り

7/6 湯檜曽川 白毛門沢
メンバー:nami、I原

ちょっと足を伸ばして、谷川へ行ってきました。


ハナゲノ滝

7:30のスタート、我々の他にも同時刻に東黒沢に入るパーティが2組。一般登山者も多数で駐車場は一杯。

最初の堰堤を越えて入渓、水量は多目ですが、遡行に支障は無いレベル。

谷川らしいスラブの沢、奥秩父とは一味違うなと感じながら気持よく遡行。

しばらく進むと、鼻毛の滝。こんな見事な滝なのに、名前は随分で水流左壁を2/3ほど登って、最後は灌木帯の踏み跡に逃げました。


さらに30分ほど、ゆるやかな小滝をいくつかこなすと東黒沢との二俣。ここを左に入れば白毛門沢です。


二俣から先、日差しも差しこむようになり、気持ちのいい遡行が続きます。水温は全く気にならないので、春先は避けてしまうような深い釜も、腰まで浸かって突破。1箇所、7mほどの滝がやや高巻きなった以外はほぼ水線際で。スノーブリッジも出てきましたが、短いのですみやかに通過。


タラタラのセンには10時過ぎと、なかなかいいペース。ガイドには15m滝とあるが、25は有るんじゃないだろうか・・・なかなか見事。3段滝の2段目から右岸を小さめに巻いてタラタラのセンの落口へ。その先の40mナメ滝が、一番緊張したかな。傾斜は緩いけど、中段から上の一手だけ、ちびにはちょっと悪かったので。。。



その先にまたスノーブリッジ。2つ目がちょっと長め。潜ってみると中で二俣に分かれていた。ここが二俣とは気が付かず、間違えて左へ抜けてしまうが引き返して右俣へ。右俣のトンネルが長くちょっと緊張


二俣を抜けて暫く行くと、ダイナミックな詰めのルートがはっきりと視界にまるで青空に詰め上げるといった感じで気持ちがいい。長い雪渓、今度は上を。最後の小一時間はちょっとした岩登りが続き、これもまた楽しい。振り返って見下ろした景色もGood。藪こぎなしで白毛門山頂へ。(13時過ぎ)
詰めの途中からガスが出てしまい、眺望はなしでした。。。



傾斜のキツイ下りにへばりながらも、夕立もなく16時前の下山。

梅雨のど真ん中、束の間の晴れ間をものにできました。谷川はやっぱり日帰りでは遠いなと感じながらも、奥秩父にはないダイナミックな景色。沢の雰囲気も一味違うといった感じで、時間をかけても来る価値はあるな~と感じた一日でした。

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