8月12日 久々に訪れた好天の中、涸沢岩峰群2峰ダイレクトに行ってきました。
このルート、私は3度目になりますが、前回の訪問から5年以上経っていてアプローチはほとんど記憶なし。
沢から樹林帯への入り口を見落として涸沢をかなり上り詰めてしまい、そこからトラバース気味に藪を漕いでようやく正規ルートに合流。駐車場から取り付きまで計2時間30分のアプローチに、岩ひばり嬢は完全にモチベーションダウンだったようです。
先行パーティー(1パーティー)の後を追うように、ダイレクトルートへ。
1P目:日本のクライミング史に残るスラブのピッチです。
かつての黒錆びしたリングボルトはしっかりとしたアンカーボルトに打ちかえられていました。
先行パーティーの話によると、初登者の許可を得て某ガイドさんが打ち変えたそうです。
加えて終了点はラッペリング2個つきのしっかりしたものになっていました。
今どきこの手のルートは流行らないような気がしますが、ガイドさん達が利用することが多いのでしょうか???
ちなみにこの先のピッチの終了点は以前と変わりありません
<1P目>
2~3P目:岩ひばり嬢リード。左のクラックからテラスに上がり、そこから右に回りこんでさらにその上段まで約40mぐらい。
このピッチまだ2P目だと思っていたのですが、フォローして終了点についてみるとなぜか4P目のクラックが目の前にありました。後でトポを確認してみると、3P目のクラックを登らずに右に回りこむラインを2P目からつなげて登っていたようです(私にとっては初めてのライン)。
このピッチは長くかつ屈曲しているということで、岩ひばり嬢はロープの流れをケアしてランニングは少な目を心掛けたそうです。それはそれでよい判断だと思いますが、もう少し安全側に倒してランニングを増やしてもよいかなという気もしました。
<2~3P目>
4P目:右斜上の見栄えのするクラックです。中段に顕著なバンドが二つあってそこがよいホールドスタンスとなるので5.9になっていますが、クラックそのものは傾斜もあってサイズも一定ではなく甘くありません。
<4P目>
終了後、岩ひばり嬢が行方不明になったATCを下のテラスまで探しに行ったので、登りかえしはプルージック登攀をやってもらいました。プルージック登攀は初めてとのことで、最初はいろいろ苦労していましたが、最終的には登り返すことができて、一通りの流れはつかんでもらえたものと思います。
下降は、30mの懸垂一回でルンゼに降り立ち、そこから歩きも交えて2回の懸垂で取り付きに戻ります。最初の懸垂は50mシングルでは足りません。60mシングルで調度ぐらいの感じです。後の2回は50mシングルでOKです。
帰りは明瞭なトレイルを追って30分もかからずに林道に降り立ちました。沢から樹林帯への入り口はケルンやテープを巻いた木などがあって明瞭なのですが、下から上がってくると入り口の対岸側にあるケルンに目を取られ、見落としやすいかなという気がしないでもありません。また、ここを過ぎて上流側にもしばらくの間はケルンやテープが続きます。これらが、何のためのものなのか定かではありませんが、我々はこれに完全にだまされてしまったようです。
これから行く方は、左岸側に充分に目を配って歩くことをお勧めします。
このルート、私は3度目になりますが、前回の訪問から5年以上経っていてアプローチはほとんど記憶なし。
沢から樹林帯への入り口を見落として涸沢をかなり上り詰めてしまい、そこからトラバース気味に藪を漕いでようやく正規ルートに合流。駐車場から取り付きまで計2時間30分のアプローチに、岩ひばり嬢は完全にモチベーションダウンだったようです。
先行パーティー(1パーティー)の後を追うように、ダイレクトルートへ。
1P目:日本のクライミング史に残るスラブのピッチです。
かつての黒錆びしたリングボルトはしっかりとしたアンカーボルトに打ちかえられていました。
先行パーティーの話によると、初登者の許可を得て某ガイドさんが打ち変えたそうです。
加えて終了点はラッペリング2個つきのしっかりしたものになっていました。
今どきこの手のルートは流行らないような気がしますが、ガイドさん達が利用することが多いのでしょうか???
ちなみにこの先のピッチの終了点は以前と変わりありません
<1P目>
2~3P目:岩ひばり嬢リード。左のクラックからテラスに上がり、そこから右に回りこんでさらにその上段まで約40mぐらい。
このピッチまだ2P目だと思っていたのですが、フォローして終了点についてみるとなぜか4P目のクラックが目の前にありました。後でトポを確認してみると、3P目のクラックを登らずに右に回りこむラインを2P目からつなげて登っていたようです(私にとっては初めてのライン)。
このピッチは長くかつ屈曲しているということで、岩ひばり嬢はロープの流れをケアしてランニングは少な目を心掛けたそうです。それはそれでよい判断だと思いますが、もう少し安全側に倒してランニングを増やしてもよいかなという気もしました。
<2~3P目>
4P目:右斜上の見栄えのするクラックです。中段に顕著なバンドが二つあってそこがよいホールドスタンスとなるので5.9になっていますが、クラックそのものは傾斜もあってサイズも一定ではなく甘くありません。
<4P目>
終了後、岩ひばり嬢が行方不明になったATCを下のテラスまで探しに行ったので、登りかえしはプルージック登攀をやってもらいました。プルージック登攀は初めてとのことで、最初はいろいろ苦労していましたが、最終的には登り返すことができて、一通りの流れはつかんでもらえたものと思います。
下降は、30mの懸垂一回でルンゼに降り立ち、そこから歩きも交えて2回の懸垂で取り付きに戻ります。最初の懸垂は50mシングルでは足りません。60mシングルで調度ぐらいの感じです。後の2回は50mシングルでOKです。
帰りは明瞭なトレイルを追って30分もかからずに林道に降り立ちました。沢から樹林帯への入り口はケルンやテープを巻いた木などがあって明瞭なのですが、下から上がってくると入り口の対岸側にあるケルンに目を取られ、見落としやすいかなという気がしないでもありません。また、ここを過ぎて上流側にもしばらくの間はケルンやテープが続きます。これらが、何のためのものなのか定かではありませんが、我々はこれに完全にだまされてしまったようです。
これから行く方は、左岸側に充分に目を配って歩くことをお勧めします。
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