鷹見岩南山稜(サミットリッジ)
日時:2016年7月2日
メンバー:Mar、U山、岩ひばり
昨年、ふとしたことから見つけた奥秩父 金峰山下にある鷹見岩のマルチピッチ、ガイドのMさんとSさんが4年の歳月をかけて作ってくれた最新のルート、
今年、その記事を入手、Marさん+Uさんをメンバーに得て、天気にも恵まれ行ってきました。
<6P目>
<テープ> <フィックス> <洞穴>
<2P目>
<掃除をしたとは思えないきれいなクラックでした>
<3P目>
<4P目>
<5P目 出だし>
<チムニーを渡る>
<5P目終了>
<5P目 フォロー>
<フォロー 上から望む>
<ビレイ点>
<6P目 出だしはクラックから>
<ライン取りがポイント>
<6P目 フォロー>
<頂上から瑞牆方面>
<頂上から金峰山方面>
<記念撮影>
装備:ロープ(50m)2本、キャメ0.3~3 2セット、ヌンチャク6~7本、スリング適宜 、カムは、0.75・1は3セット位あった方が安心
日時:2016年7月2日
メンバー:Mar、U山、岩ひばり
昨年、ふとしたことから見つけた奥秩父 金峰山下にある鷹見岩のマルチピッチ、ガイドのMさんとSさんが4年の歳月をかけて作ってくれた最新のルート、
今年、その記事を入手、Marさん+Uさんをメンバーに得て、天気にも恵まれ行ってきました。
<6P目>
<アプローチ>
瑞牆駐車場から富士見平小屋を経て、鷹見岩の標識を右に入ります。100m位進むと、左手に白いテープが2本あり、登山道を離れ右手に下り、適当なところで荷物をデポ。その後は、ひたすら白と黄色のテープを追い、途中、フィックスロープを辿りながら上がったり下がったり、そして最後のロープを上ると取り付きの洞窟がありました。このアプローチを切り開いてくださった皆さんに本当に感謝します。
<テープ> <フィックス> <洞穴>
<1P:5.10 15m(NP+B1)U山>
洞窟は、いつも湿っているでしょう。左のクラックから取り付き、右へトラバース、クラックに移ります。このトラバース途中にボルトがあり、お助けになりました。右に移ったらトンネルをくぐり、立ち木の上にボルトの終了点があります。
<2P:5.10 45m(NP+B4)U山>
終了点の岩を右上へ回り込むように仰ぎ見ると、これがヨセミテばりのクラック…。終了点が見えない長く美しいラインが続いていました。1mほど右にトラバースし、クラックに取り付きます。ファインガ―からハンドサイズのクラックが30m、その上に15mのフェイスが続きます。クラックの最後が左に屈曲しているので、ロープの流れが悪く、最後のボルト手前でロープが全然動かなくなって立往生。おまけにバックロープも(なぜか今回は)シングルで、都合2本のシングルロープを50m下のビレイヤーと綱引きをするという過酷なピッチになってしまいました。最後は、奥の岩壁に終了点があります。U山はこのピッチですっかり満腹となりました。
<掃除をしたとは思えないきれいなクラックでした>
<3P:5.8 15m(NP+B1)岩ひばり>
真上のルーフクラックに小さめなカムを取り、右へトラバース、回り込むと立ち木があるので、そこで終了、ただし回り込むところで、ロープがスタックしやすいので要注意。
<3P目>
<4P:5.7 15m(NP)岩ひばり>
3m程のチムニーを上がり、左のチョクストーンに手が届けば安心、岩を上がって3m位クライムダウンすれば、左右に割れた巨大な垂壁の基部、立ち木で終了です。
だけど本当はチョックストーンからクライムダウンしないでそのまま右の岩に移るのが正解。こちらの方が楽に行けそうです。
<5P:5.10 25m(NP+B5)Mar>
右の岩壁を直上し、3本目のボルトから左のチムニーを越して、左の岩壁に移り、左上します。下からではボルトが見えず、ランナウトが恐ろしいと思いましたが、さすがMarさんです。ナチュプロを取った先の絶妙なところにボルトがあり、その先の浅いクラックを直上、小さなテラスで終了します。
<5P目終了>
<5P目 フォロー>
<フォロー 上から望む>
<ビレイ点>
<6P:5.10 30m(NP+B5)Mar>
見上げるほどの垂壁をクラックからフェイスへ、そこから右上。ライン取りがポイントです。浅いポケットやダイクのホールドやスタンスがあるものの高度感ありすぎ。最後は、一坪テラスにたどり着き終了、お疲れ様でした!!
<6P目 出だしはクラックから>
<ライン取りがポイント>
<6P目 フォロー>
<岩稜帯-頂上>
ここでアプローチシューズに履き替え、2mの岩を乗っこし、右に回り込み、その先は岩稜を歩きます。岩壁が目の前に現れ、左に回り込み、クラックを左上すると、白いローソク岩が現れました。左に回り込み、最後のクラックを探していたら、いつのまにか頂上に着いてしまいました。まぁ、すでにお腹もいっぱいだし、これで良しとしましょうと、3人でがっちり握手して、ミッション完了、目の前には、雪の消えかかった黒い富士山と南アルプス、目にした事のない角度からの瑞牆と大日岩の岩群、360度の絶景が迎えてくれました。
アプローチから終了まで8時間近いマルチピッチですが、期待を裏切らない素晴らしいルートでした。
<頂上から金峰山方面>
<記念撮影>
<下降>
頂上からは、登山道を下り、15分ほどで、デポ地に戻れます。
タイム:6:10 瑞牆山駐車場-7:30鷹見岩分岐-8:30~9:30鷹見岩取付き-14:00岩稜終了-16:00頂上-17:00駐車場
装備:ロープ(50m)2本、キャメ0.3~3 2セット、ヌンチャク6~7本、スリング適宜 、カムは、0.75・1は3セット位あった方が安心
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