傾いてる? いえ錯覚です 特殊文字列探すプログラム ゲームや広告に利用も
真っすぐ横に並んだ文字の列が右下がりになったり右上がりになったり傾いて見える錯覚(錯視)を起こす文字配列を見つけ出すプログラムを、東京大数理科学研究科の新井仁之教授と、妻で数学者のしのぶさんが22日までに開発した。
人が傾きをどのように認識するかの研究の一環。新井教授は「ゲームや広告に応用できる可能性がある」と話している。
錯視は、特定のフォント(書体のデザイン)を特定の順番に並べると起こる。プログラムに「東京スカイツリー」など適当な単語や文章を入力。使用する文字数を指定すると、傾いて見える文字の配列を探し出す。
もとは2005年ごろにインターネットの掲示板で流行した遊び。誰が始めたか不明だが、手作業で探そうとするとかなり難しい。