春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ディミトリ・ティオムキンが制作したチャイコフスキーの愛と苦悩の叙情詩🎧️🎶

2024-03-10 12:03:53 | 音楽
「チャイコフスキー」
A面:愛のコンチェルト
B面:白鳥の湖
監督:イーゴリ・タランキン
音楽監督:ディミトリ・ティオムキン
演奏:ワルター指揮ハンブルグ・ラジオ・シンフォニー・オーケストラ/サンドラ・ビアンカ(ピアノ)


かなりのお久し振りでござる。ご心配もおかけしましたぞな、クーッ!!
いやはや体調が優れなかったこともありましたが、なかなか更新のモチベーションが上がらなくて、まったく申し訳なかったです。そうこうするうちに63歳のお誕生日も過ぎておりました。本当に歳は取りたくないとしみじみ思うけど、もはや遅いですな🐌💨💨

今後もかなりのマイペースにはなるとは思うけど、よほどのことでもない限り止めはしないので、宜しく頼みます。クーッ!!

というわけで今回取り上げるのは、アメリカの西部劇の音楽でお馴染みのディミトリ・ティオムキンが巨額をつぎ込んで制作した、ピョートル・チャイコフスキーの伝記映画、その名も「チャイコフスキー」。

ティオムキンとしてはこの作品は、是が非でも作りたかった作品なので、撮り上がった時は、それはそれは感無量でしたでしょうなあ!クーッ!!クヒーッ!クッ!!

音楽監督はもちろんティオムキン自身で、確かサントラの指揮もティオムキン自身がやっていた筈。だと思ったが、それは勘違いで、ソビエトの多くの演奏家が担ってますのう。このワルター指揮ハンブルグ・ラジオ・シンフォニーとサンドラ・ビアンカのピアノのドーナツ盤は、云わば日本コロムビアの紛らわしい本命盤といったところでしょうかね?

ハンブルグ・ラジオ・シンフォニー・オーケストラの指揮をしているワルターという人は、コロンビア交響楽団の指揮者ブルーノ・ワルターとは全くの別人。ワルターで騙そうとしたな日本コロムビア😅。ズルいぞ!クーッ!!

サンドラ・ビアンカは結構知られてますな。クラシックに詳しい方のコメントを頂戴したいところですな。

でもサントラではないけど、このレコード珍盤ですねえ~!クーッ!!

トスカニーニの指揮!ホロヴィッツのピアノで聞きますか。

3月半ばに差し掛かろうとしているけど、まだ厳しい冬みたいで嫌になりますなあ~(^_^;)

ご自愛くだされ(^^)d




マイケル・マッサーとリー・ホールドリッジそしてマンドリルの大迫力入場曲🎧️🎶

2024-02-06 21:04:53 | 音楽
「アリ・ザ・グレーテスト」(1977年 アメリカ)
監督:トム・クライス
音楽:マイケル・マッサー
編曲:リー・ホールドリッジ、マイケル・マッサー
演奏:マンドリル「炎のファイター」
出演:モハメド・アリ、アーネスト・ボーグナイン、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ロバート・デュヴァル

さて引き続きblogの記事と行くぜ!
アメリカ合衆国のボクサー、モハメド・アリの生涯を描いた1977年のスポーツ伝記映画の音楽なんだが、この曲は多くの人に知られているぞ!クーッ!!

音楽は「マホガニー物語」などの音楽を担当手掛けているマイケル・マッサー、そして編曲もよくマッサーとコンビを組んでいるリー・ホールドリッジ、ここで紹介する「炎のファイター」はマッサー自身による編曲で、ロックバンドのマンドリルが演奏しているんだ!なかなかCOOLだぜ!クーッ、クヒッ、クーッ!!!!

この曲は作品中ではアリの入場曲として流れているが、その後アリからアントニオ猪木ヘ贈られ、それを猪木は「イノキ・ボンバイエ!!」として入場曲にしたねえ。

まあ、能書きはこのくらいで「アリ」バージョンと「猪木」バージョンと聞いてみよう。「アリ」バージョンはマンドリルの演奏だ!
続いて「猪木」バージョンといこう!
「猪木」バージョンの演奏者が今一つわからん!教えてぐだはれ。

雪は降りましたぞ~っ☃️

まだ寒いゾーッ🥶
いつになったら春になるのだ~❄️

ではまた次回🍀✌️



ヴォイスラヴ・コスティッチのこの曲はニセモノのサウンドトラック?🎧️🎶

2024-02-06 17:12:37 | 音楽
「抵抗の詩」A Bloody Tale(1969年 ユーゴスラビア)
監督:トーリ・ヤンコビッチ
音楽:ヴォイスラヴ・コスティッチ
出演:ソリカ・ミロバノビッチ、ミラ・ストピカ、リューバ・タディッチほか


十数名の子供たちを主人公に、詩的な描写の中に反戦への激しい意思を示した、ノンフィクション作品。

音楽はヴォイスラヴ・コスティッチ。このサントラと称するレコードには、映画からの抜粋による子供たちの笑い声と音楽が収録されている。この曲がコスティッチのペンによる曲なのかは今一つ明らかではなく1969年の録音にしては新しめの感じで、あくまでも個人的な印象だがB面に収録されているジョン・ウィリアムズの「哀愁のストックホルム」のカバー演奏と同じく、ミシェル・クレマン楽団の演奏に聞こえてしまう。曲も佐藤勝作曲の「肉弾」のテーマによく似ている。明るいマーチ調にアレンジされている。この「抵抗の詩」のサントラをYouTubeで探したところ、このような曲が出てきた。
佐藤勝作曲「肉弾」

曲も違うので、ご存知の方がおられればお教え頂きたい。

久し振りに更新したぜ!クーッ!!
堅苦しい記事の書き方をしてしまったが、次回から「クーッ!!」のやり方に戻しましょう🍀✌️

というわけで、なるべく更新を早めるよう努力をいたします☺️
ではまた次回😊




ジーン・クラウド作曲による日本版主題歌は、モロ歌謡曲🎧️🎶

2024-01-24 18:34:25 | 音楽
「ミッドナイトクロス」Blow Out
(1981年 アメリカ)

監督:ブライアン・デ・パルマ
音楽:ピノ・ドナッジオ
出演:ジョン・トラボルタ、ナンシー・アレンほか



新年初めのブログを書かせて頂きますにあたり、能登半島地震で尊い生命を亡くされた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして同時に被災地の皆さまに心からお見舞い申し上げます。極めて厳しい環境下での避難が続きますが、どうかお気持ちとお力を落とさないで頂きたく願っております。

今日ご紹介するレコードは、1982年日本公開のアメリカ映画、「ミッドナイトクロス」の日本版主題歌です。

2曲ありまして、一つは「愛はルミネ」''Love is illumination''と、もう一つは「フリーダム・ジュビリー」''Freedom Jubilee''です。

これは以前、私がジュリアン氏の「ジュリアン・サントラがいっぱい」というブログに、公開当時発売されたサントラ・スコアのLPレコードの音源を紹介させて頂いたことがあったのですが、この2曲の作曲者のジーン・クラウドを佐藤寿一氏とお知らせしたことがあったのですが、LPレコードのライナーをよくよく読んだら佐藤氏ではなく、石原裕次郎の「ブランデーグラス」などで知られる小谷充氏が書いていたことを後でわかりました(苦笑)

で、歌っているのはシルヴァーナ。モデルさんで建築家でもあります。

この主題歌とれる2曲は公開当時も映画の中では一切使われていませんでしたし、イメージソングという風にも紹介されてもいませんでした。当時はサントラはリリースされておらず、この2曲も収録したサントラのカバー盤が、いわばサントラの代用品でした。スコアだけではあまり売れないから、ボーカル曲2曲を追加したのが本当のところでしょう。これはピノ・ドナッジオもまったく関知はしていないでしょう。

もちろん、サントラ・スコア盤なのでピノ・ドナッジオ作曲の劇音楽は演奏されてます。どこか「火曜サスペンス劇場」の音楽のような感じで、仕上がってました。

「そして誰もいなくなった」(歌はジェリー・ウェザフォード)や「イエスタデイ」の「スマイル・アゲイン」(歌はニュートン・ファミリー)等々、この頃はこのような国産主題歌は実に多かったです。

では、聞いてみてください。シルヴァーナの「フリーダム・ジュビリー」
そして「ラスト・テーマ」

年を跨いでのブログとなってしまいましたが、どうか今年もよろしくお願い申し上げます。




音楽監修ラルフ・バーンズ エディット・ピアフの波乱に満ちた47年の生涯🎧️🎶

2023-12-20 14:51:00 | 音楽
「愛の讃歌」Hymne a' L'amour(1974年 フランス)
監督:ギイ・カザリル
音楽:ラルフ・バーンズ
出演:ブリジット・アリエル、パスカル・クリストフ、ギイ・トレジャン、ピエール・ベルニエ、ジャック・デュビー、アヌーク・フェルジャック、シルヴィー・ジョリー、イヴァン・ヴァルコ、ミシェル・ペディティ


愛に生きた女性エディット・ピアフの伝記映画。こちらは1974年制作。

大道芸人の娘でパリの舗道に生まれた歌手エディット・ピアフの、世に出るまでの不遇な青春時代を描いた作品。

1950年にピアフが作詞し、ピアフの親友の女流作曲家マルグリット・モノーが作曲した、シャンソンを代表する楽曲として親しまれていますね。

この作品の歌詞はピアフの恋人のプロボクサー、マルセル・セルダンが1949年10月28日に飛行機事故で亡くなったのを偲んで作られたと言われていたが、実はセルダンの生前に書かれていたもので、妻子を持つセルダンとの恋愛に終止符を打つために書かれたものだと考えられています。レコーディングは1950年5月2日。

多くの歌手によってカバーされております。

音楽監修のラルフ・バーンズは、「レニー・ブルース」「ニューヨーク・ニューヨーク」などの音楽も手がけている大ベテランですね。

エディット・ピアフのオリジナルの音源を見事に映画の中に使用されていました。

あと4日目にはクリスマス・イヴ。そしてその一週間後には明けましておめでとうとなるわけです。

どなた様も体調崩されないようにお気をつけてお過ごしください。クーッ!!