『デリンジャー』(1973 アメリカ)
なかなかコンスタントにblogの更新が進まず、誠に忝!せっかく楽しみに読んでくれている御仁も少なくないのにのう。主宰する者として真摯に反省せんとアカンネm(_ _)m
監督:ジョン・ミリアス
音楽:バリー・デ・ヴォーゾン
出演:ウォーレン・ウォーツ、ベン・ジョンソン、ミシェル・フィリップスほか
なかなかコンスタントにblogの更新が進まず、誠に忝!せっかく楽しみに読んでくれている御仁も少なくないのにのう。主宰する者として真摯に反省せんとアカンネm(_ _)m
というわけで記事にいってみっか!
アメリカで最も悪名高いギャングの一人、ジョン・デリンジャーを描いた作品じゃな。ボニー&クライド、マシンガン・ケリーなどアメリカの中西部には、いろんな凶悪ギャングが存在し、数々の悪の暴走を繰り広げたのは、ある意味痛快だよな!クーッ!!
音楽はバリー・デ・ヴォーゾン。この人は数少ないけれど、なかなかの名曲を書いてますな♪
カーペンターズが主題歌を歌った『動物と子供たちの詩』やその中での劇中曲「コットンズ・ドリーム」、この曲は後にナディア・コマネチの「妖精コマネチのテーマ」として大ヒットしたし、またリズム・ヘリテイジの演奏でこれまたディスコ中心に大ヒットをかましたTVシリーズ『突撃狙撃隊S.W.A.T』の「反逆のテーマ」、また『エクソシスト3』の音楽も担当しているんだ。ここでもハーモニカを始め、ギター、バンジョー等のブルーグラスの楽器にストリングス加えて、なかなかエエ曲なんだよな!クーッ!!
もっと活躍して欲しい音楽家だよな!まあ、もうかなりの爺さんだとは思うが
では『デリンジャー』のテーマを聞いてみよう♪
どないや!なかなかエエやろ!クーツ!!
深山の初夏を感じる草花だ!
カンアオイとチゴユリ🌸
じゃあな!また会おうぜ!クーッ!!
単に「時代設定が1920~30年代のお話」という具合に響かないのハーモニカのせいもあるのでしょう。1930年代のカントリーミュージックでハーモニカがちょくちょく登場していたことからすると妙な話ですが、テーマ曲でのスタイルがカントリーとは全く違いますので。例えばの話、デフォード・ベイリーのような感じで演奏されていたら、ギャング風味やハードボイルド風味は吹っ飛んで「戦前アメリカの楽しいお話」という具合に聞こえたかもしれません(笑)
映画の時代背景と現在の時代で映画を観ている人たちの、双方のニーズに応えなければならないのが、ひょっとしたら映画音楽に携わる音楽家の難しい仕事の一つなのかも知れませんね。
それこそデフォード・ベイリーの濃いめのハーモニカを画面に流すと、これまたハードボイルドなリアル感が表現できるのかも知れないですが、もう1970年代ともなると、案外簡単には古いものを受け付けない世代も増えつつあったのかも知れませんね。これはとても残念な気がしないでもないですが。
バリー・デ・ヴォーゾンもありとあらゆるタイプの音楽を創る人でして、同じバリー・デ・ヴォーゾンでも、この『デリンジャー』も、カーペンターズらをフィーチャリングした『動物と子供たちの詩』、TVの『特別狙撃隊S.W.A.T. 』、『エクソシスト3』など、どれも同一の作曲家の音楽に感じないのが、とても面白いですね。